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寒暖差に負けない「小雪」の過ごし方
小雪について
「小雪」は冬の最初の節気で、太陽黄経が240度に位置する時。今年は11月22日に当たります。「小雪」の期間は11月22日から、次の節気「大雪」(12月6日頃)までの約15日間を指します。
※二十四節気とは?
二十四節気は太陽の動きをもとにしており、太陽の黄道上(360度)の動きを15度ずつ、24等分して分けた季節の事です。毎年同じ時期に、同じ節気が巡ってきます。節気の感覚が一定で、半月ごとの季節変化に対応できるため、古くから、農作業や暮らしの目安として使用されてきました。
(二十四節気が使用されるさらに昔は、月の満ち欠けに基づいた太陰暦のみが使われていました。ただ太陰暦は、太陽の位置と無関係で、季節にズレが生じてしまうため、二十四節気が考えられたそうです。)
徐々に陽射しが弱くなり、北の地域や標高の高い山では雪が降り始めます。この時期は、まだ雪の量は多くないので「小雪」と呼ばれているそうです。秋らしく色づいていた紅葉が散り始め、次にいちょうや柑橘類が黄色く色づいてきます。
「小雪」は、冬の入口にあたります。そのため、まだ昼間はそれほど冷えてはいないことが多いです。時折、穏やかな「小春日和」が訪れることもありますが、夕方の日暮れから一気に気温が下がりはじめ、朝晩は寒暖の差が激しいので、体調を崩さないように気を付けましょう。
今年の「小雪」の期間である11月23日は「勤労感謝の日」。昭和23年に「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として祝日に制定されました。
もともとは神様に新穀を供えて、その年の新穀の収穫を感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」の日でした。人が新米を食べるのは、神様にお供えしてからだったそうです。
※勤労感謝の日ができてからは、一部の神社で行われるようになりました。
おすすめの養生法
「小雪」を過ぎると寒暖差が激しくなり、朝晩の冷えが増してきます。次の節気「大寒」に向かうほど、暖かく感じていた昼間も徐々に寒くなってきます。この時期は、寒暖差に負けないよう養生することが大切です。
寒さに負けないために、早寝遅起きで睡眠を十分にとり、無駄にエネルギーを消耗せず気力・体力を十分に温存することを心がけてください。
冷えは首・腰・足首の3ヶ所から身体に入り込むとされています。マフラーやタートルネックの服、腹巻、レッグウォーマーなどのグッズを上手に活用して、冷えが体に入らないよう気をつけてください。
日照量が減ると、骨が形成されにくくなり、弱くもなりがちです。そのため、冬は何もしなくても骨が脆くなりやすいので、ビタミンDを多く含む食材、天日干しされた食材を積極的に摂って太陽の要素を補うことも大切です。( 干し椎茸・切り干し大根・しらす干し・海苔 など)
骨は、「腎(腎精)」にも深く関わってくる臓器です。生命力の素である「腎」を養生する生活や食事を心がけましょう。「腎」は老化現象に関係しているので、「腎」が健康であればいつまでも元気で若々しくいられます。内側からのアンチエイジングのためにも、おすすめのレシピをご紹介します。
「小雪」に作る、おうち養生レシピメニュー
これから「小雪」の期間中、今の時期だからこそ作りたい「旬のレシピ」を紹介していきます。
▼メニュー
11/23 さつまいもとレモングラスの炊き込みご飯
11/24 チキンコンフィ レモンバターソース
11/25 根菜のスパイス入りピーナッツ和え
11/26 焼きかぼちゃと長ネギのマリネ
11/27 蕪と酒粕のポタージュ
地域によって少しずつ降り始める雪、それに伴い激しくなる寒暖差に気をつけたい「小雪」。食材からたくさん太陽の恵みをいただいて、朝晩の寒い時間にも身体を内側から温めていきましょう。