LSE大学院記🇬🇧| 冬休み③ 「おでんの煮汁と共に一年を振り返る」

今週の振り返り

先日食材を買いに日本食材店に久しぶりに行ったのですが、もちや蕎麦、ごぼうや大根まで…食材パラダイスでした。さすが首都だなということを一人でしみじみ店の中で感じていました🥕。値段が張るのはもちろんですが…手が物理的に届くところに日本食材があるというのはいいなと改めていいなと思った今日この頃です。

出汁の芳醇な匂いが立ち込めるキッチンで一人でウキウキしながらも（フラットメイトには迷惑かもですが）、物理的におでんを鍋で煮ながら今年を振り返ってみようと思います。

2024年を振り返ると

人間生きていると色々ありますが、今年も振り返れば文字通り「色々」ありました。

今年は3カ国で（北アフリカ・日本・イギリス）で3〜4ヶ月ごと過ごし（物事の切り替えのタイミングだったので）、なんだか詰めては引っ張り出し…副次的な効果としてはパッキングが多少上手くなったような気もします。

常日頃人の優しさに甘え続け生きているなと感じますが、また色んな人生の区切りが重なったことで例年以上に「人とつながる」機会が多かったなと思います。そんな事を思いつつ、大学の講義で触れた（日々ギリギリ大学院生すぎますが…アウトプットする場がないと頭に入ってこないという裏事情もありつつ）内容と自身にとっての2024年が重なるなと思った部分を小噺で一つ。

Strength of Weak Ties「弱い繋がりの強さ」、恐らく聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。ネットワーキングや繋がりというワードを聞くと心を本当に許せる友人や長年苦楽を共にしてきた人た」のようにいわゆる「強い繋がり」を思い浮かべるかもしれません。他方、何かの拍子の集まりで会った、昔同じ学校や職場にいたがその時はそこまで濃い関係性ではない「弱い繋がり」も周りを見渡すと存在しています。

「強い絆や繋がり」社会的なサポートを提供（共有情報に関するストーリーや物語の構築に役立つ）
「弱い絆や繋がり」最も革新的な出来事は、強い絆よりも弱い絆と情報共有を通じて会話をする際に起こる（通常組み合わせない情報を組み合わせたり、これまで関わりのないグループの人たち同士やが初めて会話をする際に、革新的な機会が生まれる）

(Grandovertter, 1973)

要は何を言いたいのかというところだと思いますが、今年は肩書きや場所や所属が例年以上に変わったことで、強弱両方の繋がりの重要性を身にしみて感じる年になりました。（今年だけの話ではなく）それだけ人に恵まれている証拠、ではあるのですが、いろんな場面で偶発的な繋がりや関係性にとても助けられました。

思い返せば色々あり、全然順調（あまり多くを語っていないのか、自分がぼうっとして気づかないのか）特段大きな問題なさそうに生きてるように見えるようなのですが）ではないことも正直沢山あり笑 とはいえ、それを悟られないくらい多少の小石（障壁）に対しては、ある程度飄々（振る舞って）生きていける謎の執念は若干レベルアップした気はします。

そして強く思ったのはやはり何歳になっても学ぶのは楽しいな、ということです（テストでいい点が取れるかはまた別問題）。ただ、これを楽しいなー！と言っていても自己満足になってしまってそれはそれで悲しいので、仕事やプロボノなど第三者との関わりを通じて何がしか力になれる部分で関連するプロジェクトや仕事をしたいな（仕事を探す大命題は残っていますが）と思っています。

前にも書き残しましたが、修士一年は短い、本当に短いですし、物理的に学び（大学院の授業）で干物になりかけてるのも事実ではあります…。それを吸収仕切れているかと言ったら完全にNOです、が「学ぶとっかかり」は講義やセミナー、友人やクラスメイトとの会話から得られるものが多く、学びに莫大な金銭投資した価値を自分なりに少しずつ実感しています。

学ぶものは全て実務に活かすためではなく、人生を思いもしない何かの拍子で照らす蝋燭的なものだと思っているので、与えられた環境に満足、で終わらずにもう少し活かせる方法や自分にとって最適な方法で新たなことにもちょこちょこ手を出したいなと思っています。

反省

• 「他人に優しくする前には自分の中で整理を持って余裕を持つ」：他人に優しくするには自分のコンディションや思考が整理されていないとできない、ということを痛感する事を実感しました。スーパーマンでもなんでもなく本当にのほほんと生きてきて今に至る１人間に過ぎないので、自分のキャパシティと能力を勝手に過大評価せず、自分をある意味セルフ介護しながら少しであっても心身の余白を持つことが大事だなと振り返って思っています。

• 「隣の芝生はいつだって青く、人間24時間しか1日の時間はない」：自分を過信しているのか時間の歪みを実感していないのか、「これだけやりたいのに今日はこれしかできていない」という謎の罪悪感が積み上がって自己肯定感が非常に下がったこともありました笑。SNSなど他人とつながるプラットフォームが色々（私が学生の時と比べたら）できたことで、「自分はこれでいいのか？」という惑いがそんな時に生じたのも原因な気がします。自分の正解は自分で作るしかないですし、大学院にきた理由も目的もそれぞれなのだから、自分が心身健康でやりたいことを惑わずに（不惑ですね）進むべきだなと時が過ぎながら実感しました。

来たる・やってきてしまう2025年

書くのも宣言するのも無料・守るは自分自身の問題（毎年大問題）なので、やってみたい希望をたくさん詰め込み思いついたことを書いてみようと思います。

• 「大学院を無事故で卒業する」LSEでの生活は個人的にはやりたかったことと素敵な他人に囲まれ今の所満足しているものの、本当に卒業できるのかという疑心が休み中に時折襲ってきています笑卒業したい…。ということで無事故できちんと学業を納めるというのが大きな課題です。

• 「将来に対して（仕事やプライベート）少し明るみをつける」特に職探しジャーニーは続くわけで笑 大きな来年の命題ですが、卒業後の進路を明確にすべく、種まきと種子を植物にすべく育てる活動は今年以上に力を入れたいと思っています。

• 「5%の余裕を持つ」携帯電話も意外と残量5%でも長時間使える、と実感することがあるように何かやりたい、やってみたいと思えた時に動けるエネルギーと余裕を5%自分の中で設けるようにしたいです。

• 「やることに溢れたらまずやらないことから選ぶ」割と一度決めてしまうと、動き出してしまう方ではあるのですがそれが良くも悪くも色々と引き起こしている感もあるので、、やってみたいことにリミットはかけたくないという思いもありつつ、「やらない・やらなくて済むことに時間とリソースを割かない」ということは意識したいなと思っています。

終わりに

呟きポエムのような長ーいnoteに対して、ここまで読んでいただいた方や今年実際に関わっていただいた皆様（面識のある方もたまたま立ち寄っていただいた方も）に改めてお礼申し上げます

勢いで書いたまま出してしまっているnoteはだいぶ徒然なる日記でしかないのですが、文章を書くことで自分自身に立ち止まるきっかけとなっていて、それを何かの拍子で立ち止まってご覧いただけるなんて素敵なことがあって良いのか、と思う日々です🫕

世の中を見渡せば大小色んな出来事が起きていて一概に「良い」年であったかは個々人異なるかもしれません。そんな中でも来たる年が皆さんにとっての新たな発見と出会いに満ちる年でありますように！