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2024.06 佐渡島・ホテル吾妻(SADO RESORT HOTEL AZUMA)

新潟・直江津を経て佐渡島へやって来ました。

\ 佐 渡 島 到 着 /

小木港で船を降り、ここからは再びレンタカー移動。
本日の宿泊先である、相川大浦に位置する佐渡リゾートホテル吾妻を目指します。

道端に紫陽花の花がいっぱい咲いていて綺麗だったのですが…

ものすごくっ
はやいっ
アジサイだっ

兄の荒い運転に佐渡島の急勾配が加わり、めちゃめちゃに酔った。この記事を書いていて、思い出しでちょっと気持ち悪くなってる程度には車酔いした。

再び散ることを覚悟しつつ、今更ですが今回の旅のメンバーを紹介したいと思います。

・私
このnoteの筆者。
甘やかされ担当なので基本的に何もしない。

・義姉
おしゃべり担当。スポーツウェアのデザイナーをしながらヨガに釣りにと何でもこなすパワフルウーマン。まじでいつ休んでるの?

・兄
運転担当。
生え際の後退を気にして育毛剤を飲み始めたら全身毛深くなってゴリラ化してきた。

と言う感じで、いつもは一人旅ですが佐渡島は兄夫婦と回ります。一人じゃできないことも、三人集まれば文殊の知恵。




▶︎七浦海岸・夫婦岩

ホテルの手前に夕陽スポットがあったのでちょっと寄り道。
夫婦岩を見に七浦海岸へ。

"夫婦岩"と言うのは、きっと右奥の2つ岩が夫婦が仲睦まじく寄り添う様子に見えることから名付けられたのだろうと安易に想像できるのですが、ところがどっこい佐渡の夫婦岩は一味違う。
遡ること「古事記」に由来。
イザナギとイザナミは国産みのあと、疲れを癒やすため自らの分身となる岩を作ったとされるのがこの夫婦岩なのだとか。

佐渡には古事記由来の神話が多いのだそう。
岩の真ん中の空洞は縄文時代の住居の跡らしい。
すごくない?縄文時代だよ??
なんで残ってんの??

火山岩かな
ブラタモリ案件

夫婦岩の近くまで寄ってみると、透明度の高い水辺には小さなエビや小魚、貝がたくさん。

写らないけど小さいエビがいっぱいいた
大きくなるんやで
海藻もわさわさ
テラ逆光

かなり近くまで寄ってみたけど、どことなく畏敬を感じる神聖さがありました。そして"夫婦岩"なので当然縁結びのご利益なんかもあるそうですが、私は磯の生き物を見るのに夢中で願掛け的なことはすっかり忘れてた。そういうところだぞ。

これは必死にアメフラシを探している私。
押すなよ?絶対押すなよ?
カニを見つけた
どこでしょう?
☝️ココ
スベスベマンジュウガニ!!
かわいいけど有毒なので注意

この七浦海岸は10kmに渡って大小様々な岩が見られる景勝地となっています。
ゴツゴツした岩場で遊ぶの楽しいんだけど、ここに来るまでに1億2千万匹くらいはフナムシが居たので虫が苦手な人は発狂するかも。

夕日が落ちるまでにはまだ少し時間がかかりそう。

羽を休める海鳥たち

『めおと岩ドライブイン』は閉まってました。
開いてたらお土産とか見たかったな。

この近くには他にも神話由来の猫岩や帆掛岩など岩礁があるそうで、帰りに猫岩にも立ち寄ってみたけどどこら辺が猫なのかあんまり分からなかった。


▶︎SADO RESORT HOTEL AZUMA

そして本日のお宿へ。
相川の景勝地・春日崎に佇むホテル吾妻。

新潟県佐渡市相川大浦548-1
両津港より車で50分/小木港より車で60分

私のチョイスで予約。
いつか佐渡島へ行こうと思ってずっと温めていたこのホテル。当初は今年一人で佐渡島行こうとしてたんだけど、一人じゃちょっと値段のハードルがお高めでなので3人旅でよかった。

ロビーラウンジでチェックインをして、お部屋へ。
和室と洋室が合わさった角部屋のサンセットパノラマオーシャンフロント。

どう見てもフカフカだと分かるベッドが2台
おもてなしのおやつ
これは美味しい嬉しい大好き

せっかく泊まるならと義姉の要望で少しだけ部屋のランクをグレードアップしたんだけど大成功。この部屋すごく良い。
広々した和室に、寛ぎスポット。

窓からは水平線と絶景が臨める。
白いブランコ発見。

なかなかゴージャスな和室。
こんなところに水道がついてて、茶室にもなるのかな。

嬉しいね、佐渡の海洋深層水

大浴場があるのでお風呂は使わなかったけれど、洗面台も広々。

アメニティは最近にしては珍しく部屋に置いてあるタイプ
キーは木製。
このときまだ石垣島滞在を引きずっていて日焼けで手が黒い

で、この部屋の何がすごいって、
もう一部屋洋室が繋がってるんです。

こちらもベッドが2台

この窓からも佐渡の絶景。
さっき通ってきた七浦海岸。

中央左に見える"1"って形した岩のが帆掛岩らしい

和室ほどではないけど、ちょっと予算ケチって泊まるビジネスホテルくらいの部屋がついています。
小さいデスクとクローゼットなんかもあったりして、ここに住めそう。

デスクもクローゼットも木製なのが良い
ユニットバス付

部屋着はフロントで浴衣が借りられます。
課金するともっと色んなデザインから選べるけど、無課金デザインでも十分かわいい。


▶︎絶景の夕陽を

日没間近だったので、夕日を見に外へ。
すでにマジックアワー色で、それだけでも綺麗。

ホテルの外には芝生の広場があって、ハンモックとかパラソルのついたベンチも。

夜にここで星見たら最高だろうなぁ

天気が良かったこともあって、夕陽は目の覚めるようなオレンジ。
沢山の人が外に出て、じわじわ沈む夕日を見てた。

IN

内陸に住んでると水平線に夕日が沈むところってなかなか見られないよね。
佐渡の夕焼けは鮮やかで綺麗でした。


▶︎板前の店 竹屋

夕食なしのプランだったので、晩御飯を求めで市街地へ。観光地あるあるですが、夕食は予約しないとお店に入れないことが多いです。
目星をつけていた店はことごとく満員or休業日で、この日も漏れずに夕食難民になりかけたところで滑り込み入れたのが板前の店 竹屋。

定食がメインのアットホームな店内。
昼にいいほどお刺身を食べたので、佐渡のご当地どんぶりであるぶりカツ丼を注文。
新潟のタレカツはよく聞くと思いますが、ぶりカツはカツが豚肉ではなくて鰤のフライになっています。

ぶりカツの味の想像が全くつかなかったのだけど、一口食べてあまりの美味しさ絶句…
フワッフワの鰤のフライ。
それだけでもかなり感動レベルだったのに、そこに甘辛いタレが絡んでご飯がすすむすすむ。

この時そこまでお腹が空いていなかったのに、めちゃくちゃ美味しくて(もちろんお米もお味噌汁も美味しいし、さりげなく添えられたポテサラさえ美味しい)ペロリと完食。

後から知りましたが、今回入った竹屋さんは相川の天領通り商店街にある老舗。ご飯は大釜で炊く佐渡産コシヒカリ。
ご主人は50年以上の板前歴を誇り、地元民に愛される居酒屋なのだとか。なぜ空いていたのか分かりませんがラッキー。気さくな女将さんも居て、安心して入れるお店でした。

まだ1日目だと言うのに食事が美味しすぎて、もう東京戻って普通に売ってるお魚食べれる気がしないよ…。
魚もお米も水も、ベースが普段口に入れているものとは何もかも違うんだろうな。


▶︎星か、イカか

お腹が満たされて帰ってきたところで、部屋に戻る前に星空観測へ。

ホテル吾妻ではStarWalkという星空ガイドアプリを案内していて、天然のプラネタリウムのような佐渡の星空をお勧めしています。

それはさぞかし綺麗な星空が見れるだろうと期待していたのですが…

なんか、めちゃくちゃ明るい。

本当なら天の川が見れるくらいの星空スポットだったんだけど、沖にかなり明るい光を放つ船か何かがいくつも出ていて星どころではない。
義姉と一緒に「ちょっとあの灯り消してもらってきて」と兄に無茶振りしてみたものの、イカ漁の船みたいでそれは無理やろとなりました。
そっか…きっと明日の朝ごはんに食べるイカを釣ってくれてるんかな…。

それでも夜空は綺麗だったんだけどね。

なかなか天の川と出会えない人生だ。

このときスマホでの星の撮り方と加工方法を義姉に伝授したので、ヨガのリトリートなどで海や山に出掛ける際に重宝されているらしい。

明日の朝食ビュッフェのイカ刺しに期待して、ホテルへ戻る。甘いものが欲しくなって、売店でおけさ柿のジェラートを購入。

マッテラートのジェラート
400円くらいだったはず

私はね!果物の中で柿が一番好きなんですよ!
固いのも熟して柔らかいのも、干してるのも全部好きなんすよ!
柿って他の果物に比べてなかなかジュースとかアイスの加工品に出会えないので、柿のジェラートがあるの嬉しい。

ジェラートは甘くて美味しかったけど、おけさ柿は佐渡産の渋柿なので生で食べるには渋抜きが必要。

このマッテラートのジェラートには他にも佐渡産の果物(ビオレソリエスという黒いちじく、洋梨のル・レクチエ)や、佐渡牛乳を使ったミルクのフレーバーなんかもあってなかなか悩ましいラインナップでした。

このあと兄夫婦は酒盛りしていたけど、私は眠気が限界に達して早々に就寝。


▶︎翌朝

早起きして、大浴場へ。

広くて寛げる大浴場には誰もいなくて独り占め。
最近旅行中にお風呂行くとタイミングが良いのかだいたい貸切なので嬉しい。

露天風呂も気持ち良かったけど、立ち上がると外からそこそこ丸見えなので気をつけて。
(お風呂の画像は全て楽天トラベルよりお借りしました。)


部屋に戻って外を見ると、昨日の晴天とは打って変わって曇り空。

釣りしてる人がいたけど、岩場で何釣ってるんだろう。
ホテル吾妻ではアクティビティも充実していて、この日は早朝のヨガが開催されていて無料参加可。
気温も涼しく、芝生の上でヨガしていて気持ちよさそう。

ちなみにヨガしてるのは兄夫婦
朝から元気だ

夏とかはこの近くの岩礁でシュノーケリングしたりシーカヤックしたりもできるようです。

朝ご飯まで暇になったのと、昨日はちびっ子が大行列していた白いブランコがガラ空きだったことに目を付けて私も散歩に出ることに。

今なら独り占めできるパラソル席
海辺まで降りる階段
紫陽花が満開
なんだかんだこの色味が1番好き

幸せの白いブランコ
大海原へ漕ぎ出す、青空に映えるフォトジェニックな木製の白いブランコです。サンセットからトワイライトタイムは絶好の特等席。
<中略>
ブランコがエモーショナルなシルエットを描きます。

公式サイト引用
https://hotel-azuma.jp/activities/

果たしてエモーショナルなシルエットを描けるのか。

ヮッ
ウヮァ
ァァ

景色を見ながらブランコに揺られて「あぁ〜癒し〜」みたいなのを想像して乗ったのに、そこそこスリリングな場所にあるので結構怖い。
そして振り返るとやっぱり露天風呂が丸見えだったので要注意。

ブランコを降りて、再びお散歩。
日当たりの良さそうな斜面には、ちらほらとオレンジ色の花。

これは…トビシマカンゾウ!?と思ってテンション上がったけど、花びらの形状的にちょっと違うかも。
イワユリとかかな?

佐渡島で一番有名じゃないかと個人的に思っているのが、島の北部にある大野亀のトビシマカンゾウ。

本当はトビシマカンゾウのシーズンに来たかったのだけど、ちょっと予定が合わずシーズン終わりだったので今回は諦め。
トビシマカンゾウが見れるまで、私は何度でも佐渡島に来よう。

そして来年は礼文島と積丹へエゾカンゾウ見に行こう(そしてウニ食べよう)と思ってるので、しばらくカンゾウに振り回される旅人人生かもしれない。

別にお花畑が好きというわけではないんだけど、高山っぽい場所とか無骨な草原に花が咲き乱れてる景色ってどうにもそそられる。冒険してる感が良いの。


▶︎朝食ハーフビュッフェ

ヨガ終わりの兄夫婦と合流して、朝食会場へ。
朝食はハーフビュッフェで、和食御膳と洋食御膳から選べる方式。

和食御前は湯豆腐に焼き魚、だし巻き、めかぶとお刺身が定食でセットになっています。
洋食御膳の人をチラ見したら、湯豆腐がポトフだった。

ご飯やパン、他のおかずはビュッフェ形式で。
佐渡名産のいごねりを発見。

/ \

いごねりは生姜醤油で。いごねりってこんにゃくみたいな食感なのかなと思っていたけど、もう少しモサッとした舌触りでした。
イカ刺しも忘れずに。

おのり大事

1週目はイカ刺しとめかぶで白米が消えた。

ナプキンがかわいい。

そして見てください、この夢のようなコーナー。
これを見たからには和食控えめにするしかなかったんだ…。

と言うわけで、

いってらっ
しゃい!
何気にアラジンのトースター

佐渡牛乳も添えて。

パンオショコラも美味しかったけど、りんごか洋梨のジャムが乗ったデニッシュが予想を超えてめちゃめちゃ美味しかった。
米だけじゃなくてパンも美味しいの?
もうダメだ…楽園を見つけてしまった…

いつもだったらもっと食べるんだけど、この日は1日車旅なのでお腹壊さないか心配で少し控えめに。
部屋に戻って外を見ると、ちょうど雨が降ってきた。

チェックアウトする頃にはしっかり土砂降りに。
釣り人は雨の中でもまだ帰る様子なし。
飲食店の人とかなのかな。ノルマ達成するまで帰れないのかもと邪推。

佐渡に来て2日目だけど、大きな島なので当初のイメージとだいぶ違ってて本州となんら変わりないです。
私が八重山諸島とかの南の島にしか行ったことなかったのも大きいけど、気候も穏やかで過ごしやすくて、そしてご飯が超うまい。
今回泊まった吾妻もとっても良いお宿でした。

名残惜しいけどホテルを後にし、この日は金山跡を巡ります。

ラウンジで売ってたかわいいラベルのペールエール
ビール飲めたら良かったのに


つづく。


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