「風の時代 病気をかわす生き方シリーズ 」 第2回「循環障害のココロ」②
さてさて、前回に引き続き、「循環障害のココロ」②をお送りします。
④心臓疾患とは?
心臓って最初にできて、そこから血管がしょわーっと体中に広がるイメージがありました。
が、人の循環器系は血液 → 毛細血管 → 動脈、静脈 → 大動脈、大静脈と構築されて いき最後の方で、やっと「心臓」 ができるという形で発達して きました。
心臓は後からできたモノ。毛細血管が先にありきでだから、心臓はいつも体の隅々まで気をまわしているんだとか。
だから心臓の弱い方の特徴は周囲の人にの気持ちが気になってしまう人が多いそうです。
→心臓弁膜症、動悸、体温調節不良、めまいパニック障害を起こしやすい。
一方、心臓病と呼ばれる「心筋梗塞」や「狭心症」を起こしやすい人は、逆に心臓が強すぎる人なのだそうです。
→あまりに強すぎる心臓の力に周りの冠動脈がおいつかず、動脈硬化やけいれんなどを起こして生じる。
心臓病の予防策は開かれたコミュニケーションが必須で、目下の意見を十分に取り入れることが大事だそうです。
⑤脳卒中とは?
脳卒中は1,脳出血、2,くも膜下出血、3,脳梗塞の3つで
1, 脳出血、2,くも膜下出血、は
脳の細い血管が破れて、脳内に出血し、その塊が脳そのものを圧迫する。
脳出血は中大脳動脈という太い動脈がいきなり細い動脈に分岐する大脳辺縁系と呼ばれるところで起こりやすい。急激な圧の変化に脳の動脈壁がついていけず破れてしまう。
3, 脳梗塞は
脳の血管が血栓で詰まり、その先の脳実質に酸素がいかなくなって脳細胞が死んでしまう。
最近は「隠れ脳梗塞」と言って、自覚症状のない微小血栓が起こっている人が40代以上に増えている。
⑥血圧の意味
「血圧」とは、心臓から送り出される血液の「血管への圧力」のこと。血管の「網」と心臓とが、お 互いに影響しあいながら、その部分的な結果をその都 度「血圧」として表現しているのです。
血圧の単位はmmHgと表記される。Hgは水銀の化学記号で、血圧140mmHgというのは 、1平方㎝あたりの水銀を140mm(14㎝)、垂直に押し 上げる力を指します。これを水の比重に換算すると、1m90㎝押し上げる力となるのです。
リズブルボー著「自分を愛して!」より
・高血圧…この病気は、あなたが愛して いる人たち全員を幸福にしようとすることをやめ、まずあなた自身のことを考 えなさい、というサインです。
・低血圧…あなたは人生を創造するた めのパワーと充分につなが っていない、と言えるでしょう。こうしたいという何か具体的な目標を立て、良い機会を見はからってそれを実現させましょう。
⑦冷え性のしくみ
冷え性の人は、血液の温度 が低いわけではなく、 血流がよくないのです。血流がよくないと皮膚への熱 の補充が追いつかなくなり、 体表は徐々に冷えていくこと になります。
私たちの体は、食べたものを胃や腸で消化・吸収し、これをもとに筋肉や内臓などで、常に熱を産生しています。そして産生された熱は、血液の流れによって全身に運ばれます。
胃腸のはたらきや 内臓が弱っていたり、筋肉に 運動がない状態が続くと、熱 を十分に産生できません。体は熱の産生量が少なくな ると、内臓の温度を一定以上に保つため、温度を下げ る手足への血流を減らそう とします。
冷え症の人は体温調節が正常に行われないので、季節に関係なく手足や全身などに冷えを感じてしまいます。
*冷え性改善習慣
お風呂上りに肘から手の先やひざから足先に向かって冷水をかける。(カラダに温度差をつくる)すると、体は自ら温めようと手足の方に血流が流れ、末梢の手足の温度が上がるというわけです。手足がぽかぽかになり、入眠しやすくなります。
⑧発生学…心臓誕生の秘密
発生学とは、受精卵が子宮に着床した時点から胎児になるまでの過程を研究する学問です。
人間は、一つの細胞からはじまり、それが数十兆個の細胞に分裂して形成されます。最初の三十日間で細胞は、 内胚葉・中胚葉・外胚葉 という三種の層に分かれます。
心臓は「中胚葉」で、最初、長い管状の 構造物としてつくられます。一直線だった管が、心臓の本来あるべき位置で2回折れ曲がることで、心臓に4つの部屋が作られていくのです。
⑨記憶する心臓
心臓は一日約9万回鼓動を打っている。生まれてから一刻も休まず、働き続けてくれているので、その人のそれまでのいろいろな場面の体験を鼓動のパターンとして記憶している。
・心臓の成長…子供は3度の壁を乗り越えていく。
1度目は3歳のころ。「自分」という認識が生まれてきます。
2度目は9~10歳のころ。このころ心臓は、その容積を 飛躍的に成長させます。両親に対し、まわりの環 境に対し、何だか批判的にな ります。
3度目は思春期。大人の心臓の大きさと 同じになるまで成長します。自意識が強くなり、批判される ことにとても敏感になります。
心臓は、 段階的に、 自分を発見していく 臓器なのです。
⑩なぜ愛のチャクラなのか?
ところで、血液はどこからやってくるのでしょうか?
それは、「胎児の外」つまり、「お母さん側」からやってくるのです!
つまり、血液は「愛」そのもの。
今あなたがどんなに、お母さんが嫌いでも、だれもが受精後は必ずお母さんから「血液」という無条件の「愛」を受け取っている。
「愛は受け取る事からはじまる」
心臓は愛が動かしているのです。
ヨーガなどで心臓は「愛のチャクラ」って言われます。思いやりと奉仕と育む力を与えてくれる「愛のチャクラ」。それは、あなたがあなたのお母さんから受け取ったときから始まっているのです
⑪整体でみる循環器系
・腰の冷え…内臓の血行が 不十分となり、働きが悪くなっていることを腰の冷えとして 訴えているのです。
・心臓病の体…心臓肥大等の問題に入る人は、左の腰が硬直して左の骨盤が開き気味になり、左の肩甲骨が外に開き、硬直してきます。
肩甲骨というものは、腰と連 動して右の肩甲骨は脳の血行の問題、左の肩甲骨は心臓の負担の問題に大きく関係しているようです。
・脳卒中の体…普段から体の右側に疲れが入っている人、右側に特徴的な硬直を持っている人、つまり右側の肩甲骨に異常な硬 直を持っている人が後頭部の右側をも硬直させ 、そして、頭の中の血管を切ったり (脳出血)、詰まらせたり(脳梗塞)して倒れるのです。
★ふくらはぎは第二の心臓
ふくらはぎの筋肉を使 って、血液を心臓へと戻すこ とを助けます。かかと回しをすることで、ア キレス腱が伸縮してふくらは ぎの筋肉が動き、ポンプ作 用を促します。
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「循環障害のココロ」を学んで
心臓の成り立ちが毛細血管から始まり、最後に心臓ができるという構造だということを知り、意外だなあと思いました。心臓一強、心臓は強いものと思っていたので、体の隅々にある毛細血管とともにカラダ全体に血液をまわしている心臓をいとおしくも思えるようになりました。
また、血液は母からの無条件の愛であるということを知り、改めて自分は愛そのものの存在なのだということを認識できました。
これからも自分の全体に「愛」をスムーズに巡らせていけるよう、冷え性対策の方法や運動をしていきたいと思います。感謝。
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