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保護者に見られるということ
今週は保護者に見られるということを意識した一週間だった。
台風で延期になった運動会。
運動会と言っても、学年だけで玉入れをしたり、かけっこをしたりとかなり簡易的なもので、1時間という短い時間の中で行った。
学校が開くと同時に学校に入り、朝早くからラインを引き、用具を準備した。
台風の後だったので、落ち葉がグラウンドを覆っていたので、それを教員総出で掻き集めるところから始まった。
準備が終わり、子供達と朝会うとハプニングの嵐。こんな日だからこそ起きるんだと思う。
サンダルを履いてきてしまった子や朝一で殴り合いの喧嘩をした子、無駄にテンションが高くて落ち着きがなく、作業が何も手につかなくて、準備が遅かったのに、ギリギリにトイレに行き出す子
朝から本当にバタバタだった。
それでも保護者はやって来る。
時間は待ってくれない。
思い返すとコロナの関係で参観や行事がなくなったために教員になってからまだ、担任として子供の前に立っているところを見られたことはなく。
初めて担任として子供の前に立っているところを保護者の方に見られる訳で、意外と緊張していたみたい。
準備体操と整理体操はそれぞれと3個くらいやることはすっ飛ばしてしまった。
すっ飛ばしたことにも、その時は気づかなかった。
ただがむしゃらに笑顔で、明るく、時間内に終わるように必死に走り回った。
常に見られているというプレッシャーはなかなかに苦しいものだった。
ただ、子供達は立派だったと思う。
練習では並べず、ふざけていた子供達も、やることをしっかりとやりながらも楽しんでいた。
正直子供の姿を見る余裕はなかったけど、今日は子供達に助けられたのは間違いないと思う。
なんだかんだやる時はやる。
そんな子供達とやりきった一日でした。
そして、この運動会を通して何故か僕の株が学年主任と特別支援学級の先生の中で、爆上がりした。
学年主任に
「〇〇先生に先生は、素直で指導したことは素直にやるんだよと言ったら、〇〇先生が礼儀正しくていいわよねって言ってたよ。」
って言われた。
このきっかけは、僕が一度運動会の練習をすっぽかした際に、先生からご指導をもらったのだが、その次の全体練習で、休み時間の間に放送器具等々を準備しておいたことだと思う。
また、今日朝一でラインを引き、道具を準備したことで、学年主任の中で、
「素直で一生懸命な一年目」
という認識に変わったのだろう。
行事の働きは人の評価が変わりやすいタイミングなんだと心から感じた。
授業参観
コロナウイルス感染症の兼ね合いで、初めて保護者に授業を見られるイベントだった訳なのだが、やってみて保護者に見られることの影響を知れた。
研究授業でも緊張しないうちのクラスだが、保護者が見ていると違うみたいで、氷漬けにあったかのようだった。
子供にとっては知らない先生に見られるよりも保護者に見られる方が緊張するみたい。
授業後、いつものように騒がしくなった彼らを見て、心の底から安堵した。
次の参観では、どうやって緊張をほぐすか真剣に考えていきたい。
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