見出し画像

教員一年目の僕ができたことを書き出してみた

どうして「できたこと」を書き出す?

人間、忙しくなるとできないことにばかり目が向いてしまいます。

たまに、できたことにも目を向けて見ないと自分のことを嫌いになりそうです。

そこで今日は、できたことを振り返ってみたいと思います。


朝の挨拶

うちのクラスの朝の挨拶は、少し変わっている。

普通に全体で挨拶をした後、高い声と低い声で挨拶するのだ。

一年生全員が高い声で挨拶している様子は軽い騒音で、その後の低い声の挨拶は、ゾンビみたい。

毎朝、「みんな仮面ライダーの悪役のオーディションにできそうだね。」と言うと、

「俺はマイクラのゾンビがいい」
「悪役はやだ〜」

なんていつも話すのがうちのクラスの毎朝の恒例です。

健康観察

健康観察の時は、一人一人へのコメントを忘れない。

「今日はツインテールなんだ!似合ってるね!」
「服とマスクお揃いやん!」
「〇〇さんが好きなすみっこぐらしのマスクなんだね。」
「いつも着てるそのシャツ似合ってよ。」
「今日は君だけが赤い服の日だ!珍しいね。」
「その柄はなんの動物??わかった人先生に教えて」

体調が悪いと言う子に対しては、

「よく頑張って学校来たな。なんかあったら先生に言うんだぞ。」

って伝えて、彼らの拠り所になれるようにしている。

こんなことをしてると、

「先生!!〇〇さんが好きなすみっこぐらしの傘買ったの!」
「〇〇さんの服、〇〇くんの服と似てる!」

みたいな会話が聞こえてくる。
繋がるきっかけとなってるのがなんか好き。

日直さんのいいとこ探し

毎日変わる日直さん

1日の最後、帰りの会で日直さんに向けて、今日1日かけて探した日直さんのいいところをみんなで伝えてあげる。

褒め方は似ることも多い。

だけど、みんなで褒め方が少しずつ増やしている感じが素敵。

「声が綺麗だった。」
「給食当番と日直さんの仕事の二つやって大変だったのに、頑張ってた。」
「最初はバラバラだったけど、そのうち声を合わせていてよかった。」
「片方がせーのって言ってあげてるのが良かった」
「片方の人が大きな声を出していて、もう一人の人も段々大きな声になってきてよかった。」

友達の褒め方を真似て、引き出しを増やしていく感じが好き。

子供同士の声かけ

うちのクラスの中で好きな言葉がある。

「代わりに言ってくれてありがとう。」
「言ってくれたおかげで思い出した!ありがとう!」

これは、「クラスでの発言はみんなの勉強のために、その子が代表して言ってくれただけで、手を挙げた人がみんな、わかっているということは先生には伝わっているから大丈夫だよ。」と日々伝えていたからこそ出てきた言葉だ。

自然と子供から出てきた時は素敵だなと思った。

助け合うって風土

授業中、教科書を開く時に、ページを言うと、自然と子供達が動き出します。

何ページがわからないところのとこに行って助けてあげる子。
教科書の開いたページを頭に掲げて、みんなに見せてあげる子。

自然と友達の教科書を開きに行くその姿に、僕は感動すら覚えます。

「助けて助けてもらう優しい一年生」

そんな彼らの言葉からできた学級目標

その目標の達成に向かって、彼らは確実に歩みを進めています。

みんなと遊ぶ文化

僕のクラスは中休みか昼休みに、僕も交えてクラスの子達と遊ぶ。

最近は、だるまさんがころんだをクラスの子とやるのが楽しい。

だいたいクラスの半分くらいの子が参加してくれる。

その中で、遊びだから男の子と女の子が手を繋いだり、今まで遊んだことがない子が遊んで新しい繋がりができていく。

なんか、あの瞬間。

「あっそこが繋がったんだ!」

という喜びをこれからも噛み締めていきたい。

拍手

係って働くことが当たり前みたいになってるけど、そうじゃないと思うんだよね。

やってくれた人には感謝したいし、感謝する習慣を身につけて欲しいんだよね。

だから、給食当番には週末拍手を送っている。

僕からだけではなく、クラスのみんなから拍手を届けるようにしている。

これで彼らの働きが報われるとは思っていない。

だけど、仕事をすると感謝をされる。何かしてもらったら感謝をするということを当たり前にして欲しいんだよね。

日直への毎日のみんなからの拍手や、自主的にクラスの掃除をしてくれた子へのみんなでの拍手、週明け学校に頑張ってきた子供達へ僕から、週末勉強を頑張った子供達へ僕からの精一杯の拍手。

頑張ることは当たり前じゃないんだよね。

自作の問題集

問題を作るという行為が教えることの次に学びになると個人的には思っている。

だからこそ、答えが0〜10になる計算問題を作って、お互いに解き合う活動をしています。

作った問題を友達に確認してもらって、それを問題集にして、その問題集を解いていく。

解いた問題には、解いた印として自分の名前を書いていく。

そうすることで、ただ問題を解くのではなくて、クラスの誰かの問題を解くという行為で、人と人との繋がりを生んでいく。

来週から、ランキングも始まるし、楽しみだな〜

振り返ってみて

なんか、思ったより俺頑張ってると感じた。

いいじゃん!
これ活かして頑張っていこう!!


いいなと思ったら応援しよう!

小泉しのぶ(小学校教諭×起業家→教育委員会×起業家 )
サポートして頂いたもの、全て教材の作成費用等の子供たちのために使わせて頂きます。