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子供から「やりたい」と「できた」が広がる算数【教員328日目(1年目)】

「先生!できるようになってきたから最近楽しい!」
「算数楽しい!」
「うちでこのプリントやってきてもいい?最後までやり切りたい!!」

子供の笑顔が本当に嬉しいし、楽しい。

最近、算数が楽しい。

全体で抑えるミニレッスンを10分して、その後15分使って、実際に問題を解いて、全体で確認してみる。先に終わった人は今日解くべきプラスαの問題が掲示されていて、それを解く。そして、全体で今日みんながわかって欲しい一問を提示して、その問いを考える。
終わった人から先に進むけど、プラスαの問題は、前時の内容が一問と本時の内容が一問、そして本時の知識を使って作れる問題作りをやらせている。

ここで、子供たちの定着度はこの一問を見ることで大体把握することができる。

そして、残り5分で自由に考える。友達と考えてもいいし、アイデアを盗んでもいいし、一人で黙々と考えてもいいそんな時間になる。

そして、今日

算数の授業では、数を同じ数だけ分ける、等分するという、掛け算と割り算の基本みたいな考え方を学ぶ授業でした。

まずは10個のイチゴを二人で仲良く分けるみたいな問いを全体で確認して、同じ数で分けるとという考え方を知り、それを図に書く方法を共有した。ここまで10分

その後18個の金平糖を三人で等分するという問題を個々で図に書き、図に表せた人から6+6+6=18という式を書いてもらい、できた人から18を3人以外で分けることはできるのか考えていてもらった。その間に僕は机間指導して、問題の意味からわからない子を指導し、10分で切り上げた。

そこから全体で6の括り方はどんな形でいいこと、他に二人と六人、九人で分けられることを確認した。ここで次の応用問題のやり方も全体で共有した。

そこから24を4人で同じ数で分けるという全員が達成すべき問いを出し、終わった人から24を違う人数で分けるという活動を個人でやってもらい、最後の4分で自由タイムにした。

結果として、クラスの一人以外の人は一問を達成。後から子供の成果物を確認し、あと三人が問題の意図を理解していなかったことを把握し、隙間時間で指導することで教え切ることができた。

そして、授業後いつもプラスαを問題をやらない子供達が今日全員そこに取り組み、しかもしっかりと意図もわかって図と式にできている。そこから更に、いつも「やりたくない」が口癖の子が

「先生!俺、これ全部解きたいから家に持ち帰っていい?」

と、言い出した。

他にも、「えっ終わりなの?」
「まだやめられない!少し待って!!」
「先生!これでいいやろ!あっとるやろ!(ドヤ顔)」

なんて声が飛び交っていて、心が楽しくなっていた。

最近問題作りや図を書くことで子供たちの理解度がしっかりと見えてくる気がしている。

わかってないと答えは書けても図や問題の意味が違っていて、わからないが見えてきて本当に楽しい。

こんな子供の顔がたくさん見たいな。

算数の楽しさにのめり込むのは見てて、ワクワクする。

まだ改善の余地はあるから、そこは取り組んでいきたいけど、とりあえずお疲れ様。

サポートして頂いたもの、全て教材の作成費用等の子供たちのために使わせて頂きます。