命を背負うということを再確認した一日【教員317日目(1年目)】

「先生!お電話です!」

いつもの放課後の光景。

電話を受け取ると、保護者の方からはいつもの声で質問が来ました。

「先生?今日って何時帰りでしたか?」
「今日は昼過ぎには会議のために下校していますが、、、」
「そうですか、まだうちの子帰宅してなくて、、、」

冷や汗がどっと出た。

なんてこった。

学校の先生総出で子供も探し回った。

いつも一緒に帰っている子に片っ端から電話をかけ、その子の行方を探すが手がかりはなし。

あまりにも選択肢にないので、学校の中を一周探してみた。

すると、自分の教室を探した時に、その子の机を見て、変なことが頭をよぎった。

そんなことはない!自分にそう言い聞かせながら、学校の外も探し始めた。

学童の子に声をかけると、一人だけ

「なんか猫を探すって言ってた気がする。」

猫か〜(・・;)

とりあえず情報を得て、職員室に戻った時、一本の電話が

「見つかった!迎えに来て!」

職員室を飛び出し、走ってその子のところまで行った。

何事もなかったかのようにその子は立っていた。

思いっきり抱きついてしまった。

理由を聞いてみると

「友達に誘われて遊んでた。」

おうちに今度からは一度は帰ろうね、うん。

とりあえず無事でよかった。

改めて命を背負ってることを感じさせるそんな事件でした。

家に帰るまでがこちらの管轄。

難しいけど、考えていかないとなという僕の想いでした。

サポートして頂いたもの、全て教材の作成費用等の子供たちのために使わせて頂きます。