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shoyan_jp
東日本大震災について津波を一年生と見る【教員345日目(1年目)】
今日で東日本大震災から10年が経ちます。
僕はその当時中学3年生で、卒業式の予行演習中でした。
福島と遠く離れた僕のところでも、揺れていることがわかるくらいだったことを今でも覚えています。
今の小学一年生はまだ生まれていませんでした。
ですので、東日本大震災がそもそもなんなのか知らない子も多くいました。
その中で、地震の実際に揺れている映像や津波が来る前ときたの時の映像を短い時間でしたが見せました。
加えて、僕の友達の話もした。
家族や家が無くなった話、その後転々とした話、そして復興に向かって歩き出している話
そういった話をしていく中で、ことの重さを一年生なりに感じてくれているのかなと思いました。
怖い、悲しい、そんなことがあったのか、苦しい、驚き
色んな感情が入り混じっていた。
入り混じっていたけど、少なくとも終わる時には、怖いからもう考えたくないみたいにならなかった。(少なくとも僕の見立てではあるが)
それは映像を見せる時間を最小限にしたこともあると思う。
怖いと体感する時間が短いので、経験として恐怖は感じたものの、一時的な心の負荷は最小限に留められたのだと思う。
加えて、座席を少しいじくったのも大きい。
ただ、座席から見るのではなく、机を下げて、席だけで見たことで、友達との距離が近く、くっつくことができる。
そうすることで、恐怖を共有して安心することができたのだと思う。
いろいろやってみたが、この出来事が心の中に少しでも残ってくれていたのなら幸いだな。
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