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掃除当番を無くして3日目、自分から動き出す子がいた。【教員289日目(1年目)】

今日で掃除当番を無くしてから今日で3日目。

うちのクラスで動きがあった。

朝、ある女の子が話かけたきた。

「先生、今日の昼休み掃除してもいい?」

「どうして掃除したいの?」

「だって汚いんだもん」

そりゃそうだ。このクラスで三日間も掃除しないでいると、ゴミが散らかって、僕は掃除したくて仕方ない。その子もそう感じたんだろう。

もちろんOKだ。

しかし、その3秒後。

友達から一言

「一緒に桃鉄すごろく作らない?」

二つ返事でOK!

ここで簡単に意思が折れてしまうのも面白いし、人間らしい。

結果、掃除は明日にしようということになった。

そんな昼休み。

掃除の時間になった時に、一人の男の子が箒を持っていた。

「先生!掃除していいよね?」

不意に言われて驚きを隠せなかった。

その子は、一人で掃除をし始めた。

机の上げ下げは他の子にお願いしましたが、最後までやり切っていた。

終わった後、その子は僕のところに来て、

「最初は掃除するの嫌だったんだけど、最後まで頑張れたよ。」

そう言った彼は、清々しい顔をしていた。

その後の道徳の授業。

そんな彼を見て男の子が書いたコメントペーパー。

「掃除する〇〇を見て、僕がありがとうって思って、誰かのために働くことはいいことなんだなって思いました。」

掃除の必要性を感じて動き出す。

それを見て、学びを受け取る子がいる。

いい循環だ。

さて、この後どんな展開になるのか楽しみだ。

サポートして頂いたもの、全て教材の作成費用等の子供たちのために使わせて頂きます。