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教育が万能であるという考え方への疑問【教員306日目(1年目)】

最近、色んな人の話を聞く中で「世界を根本的に変えるためには学校を教育を変えないと世界は変わらない!世界を変えないといけない!」

そんな話をよく聞く。

確かに価値観の出来上がった大人を変えることの難しさを肌で感じているし、子供向けの教育のもつ可能性の大きさも理解している。

でも、あまりにも色んなジャンルで教育から解決策を考えるのを聞いて、僕は最近「教育=万能」と捉えている人がいるんじゃないのかと思い始めた。

果たして、「教育=万能」なのだろうか?

僕は教育は万能じゃないと思う。

教育は未来への種まきのような要素が強い。

学校教育に限らず人事研修はすぐ成果が出るものではない。

教育を受けながら実践を積むにしても、時間をかけて成長するのは仕方ない。

しかし、どんなに教育を受けたとしても、その先の畑が荒地のままだったら畑を耕すことは難しいのではないでしょうか。

結果のところ、教育からだけ変えても芽が出ないのだ。

教育からアプローチをしながら、目の前の社会にもアプローチをしていかないと種から芽が出るだけの畑にならないのだ。

教育は万能ではない。

だけど、教育ベクトルと実社会ベクトルの両方で変えていくことで初めて世界は変えられるのではないかと思う。

教育と社会は両輪でこそ初めて意味を成すのだと僕は考える。

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小泉しのぶ(小学校教諭×起業家→教育委員会×起業家 )
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