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未来を想像する。今が浮かぶ。

おはようございます。今日は紅茶と蜂蜜さんの企画に参加し、10年後の自分の1日を想像して書いてみました。10年前からすると、今の僕は想像もできなかった。だから10年後も想像していたものとは大きく違っているはず。だけど、こうなっていたら良いなと、思うのです。

カーテン越しに降り注ぐ日差しは生命を纏っているようだ。とても温かい。

あれからもう10年か。1日毎の変化、1年毎の変化には気づきにくいけど、10年前の自分と比べてみると、成長できたかな。と、僕は呟いた。

朝起きるのは年々早くなった。今では6時には活動開始している。できれば8時くらいまでは寝ていたいが、尿意がそれを許してくれない。一度トイレのために起き上がってしまうと、それから再度寝るのが面倒くさいのだ。

朝のルーティンは10年前とほぼ変わっていない。洗面所ですべき作業を終わらせる。10年前から取り組み始めた日焼け対策も板に付いてきた。無印良品の日焼け止め液は、これで何本目なのだろうか。この子のおかげで、僕の肌は10歳は若く見られるくらいには維持できている。

洗面所での作業の後は、歯磨きと同じくらいに日課となった読書を1時間楽しむ。通算すると3650時間も読書しているのだが、読書とは不思議で、読めば読むほど、読みたいものが増える底無し沼のような存在だ。おそらくここから10年後も読みたい本は増す一方だろう。本棚から本が溢れ出している以上に、脳内の知的好奇心が溢れて止まないのだ。

読書を終えると、朝食を取り、これまた日課となった物書き作業を開始する。ノートパソコンを開く。このパソコンとも早くも10年の付き合いになるのか。書く場所はnoteからipaperに変わった。翻訳機能が飛躍的に向上したおかげで世界中の人たちの書いた記事を楽しめるようになったのだ。言葉は理解できるようになっても、その国々の人たちの価値観を理解することは至難であるが、その分興味深い。新しい考え方を日々アップデートできる。ただ僕が行うことはそれ程変わってはいない。自分が体験してきたこと、伝えられる事を、文字に憑依させているだけだ。

しかし、人のために動くと意識し続けたおかげだろうか、フォロワーは10年前と桁違いに増えており、ありがたい事にフォロワーの支援が本業の倍以上ものお金を生み出してくれている。

フォロワーからのお金は全てipaper上のクリエイターや、慈善団体への寄付に回しているので、生活レベルは変化していない。だが、心の豊かさが拡大に向上したことは感じ取れる。

10年前は人のために動くことがやっとだったが、ようやく世のため、次の世代のために、社会活動やボランティアにも参加できるようになった。

動物や植物を心から愛せるようにもなった。おかげで、我が家にも猫ちゃん二匹と、手入れされた観葉植物が生い茂っている。

妻とは顔が瓜二つになってきた。二人とも昔話に出てくる世話好きの老夫婦のような福顔だ。このままいけば、七福神入りも叶うかもやしれない。

両親も本業は退職したが、社会との繋がりを求めて未だに週に3日程はパートの仕事をしつつ、余生を謳歌している。

こんな事を、ああだ、こうだ、とipaperに記した後は、妻を起こしてお昼ご飯を一緒に堪能する。

妻のコミュニケーション能力を日々学んだおかげで、僕もこの10年でかなり相槌の打ち方は上手くなったと自負している。自負しているだけで、実際はどうかはわからない。

昼食後は洗濯物を取り込んだり、掃除をしたりし、その作業が終わると長めの昼寝に突入する。アラームをかけないと平気で14時から19時まで寝てしまうこともザラになった。

昼寝をこれだけ長い時間とっても、夜寝る時間は変わらない。だいたい日が変わる頃に布団に入る。1日の行動時間はかなり短くなった。だけれども、これで良い。無理して若い頃のように動こうとなどは思わない。自分の体と気力に無理の無い範囲で、出来る事を楽しめるようになった。

夕食から寝るまでの間は、Netflixで映画を観る。10年前の映画。この頃から菅田将暉は主役級の役を演じていたのか。何十年もその道のトップを走っているのって凄いことだ。恐らく画面の裏側で、途方も無い、文字にもできないような、地道な努力を積み重ねているんだろうな、と感傷に浸る。

そして僕も、できる範囲での積み重ねを日々淡々と遂行していこうと誓うのである。

そんな壮大な誓いを立てつつも、夜寝る前には相変わらず若者のようにtiktokを楽しんで一日を終えるのである。

枕元では10年前の自分が尋ねてくる。

「10年後の僕も幸せですか?」

僕は、

「うん、10年前の僕のおかげで幸せの記録更新中さ」と七福神入り間違い無しの笑顔で答えのであった。


終わり

紅茶と蜂蜜さん、素敵な企画をありがとうございます。書いていて思いました、10年後の自分を想像することは、今の自分が大切にしている価値観を浮き彫らせる作業なのだと。

おかげで、今の自分の価値観を再認識できました。ということで、皆さんにも超絶オススメしたいです。

#五年後十年後の理想




ここまで読んでいただきありがとうございます。