8月3日　テレビ収録見学後記

祖母に電話をしたら「最近睡眠不足なんでしょう」と看破された。
祖母もこのブログを読んでいる証拠だろう。
しかし忙しいから眠れていないわけではなく、ただ眠っていないだけの話なので、なんだか申し訳が立たない。腕組みをしたり、天井を眺めて居たりして眠っていない。
これは言うならば怠惰による睡眠不足だ。もっとしっかり眠るようにしますね。

今日はいつもお世話になっている旭堂南鷹先生の「競馬講談　名馬名勝負」の見学に伺った。
収録場所が立川文庫続き読みでお世話になっている青山ビルさんなので、少しだけお手伝いもさせていただく。
二本の講談をいくつものカメラで撮影していく、

競馬の世界の人びとの言葉、気に入る言葉が多い。
今日は明石出身の馬主、松本好雄さんの言葉に「おおッ」となった。
勝負の世界に身を置く人達独特のキリキリした言葉のセンス。
スポーツ選手とか棋士とかにも感じる。
実地感覚から出てくる言葉に、想像力でどこまで立ち向かえるのだろうか。
でも、講談師は取材をして、実地で生まれた言葉を講談にして人に聞いてもらうことができるので、中々花丸な職業だ。僕にとっては。

お昼には青山ビルさんの地下にある中華料理屋さん「龍門」でご飯。
一品一品の値段は400円とか500円みたいに激安ではないのだけれど、一品一品の量がかなり多いのが特徴だ。
今日はマーボー丼を食べたけれど、店で出てくる量ではなかった。
丼に満々とマーボーと飯。
大学生の自炊の量だ。
しかしながら味は大学生の自炊のそれではない。プロの味。
つまり凄く美味しいものを凄く沢山食べられるわけで、それは人生の祝祭だ。
祝祭を十分に楽しんだのだった。

午後の前半には収録が終わる。
先述の祖母との電話はその時のことだった。

祖母の為にもすっくりと眠らないといけない。
明日は昼下がりの講談会と立川文庫続き読みの会のダブルヘッダー・デイだ。