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本好きの珠田です。初めてのnoteです。

珠田について

珠田ちょきと申します。

愛知県で生まれ、高校まで愛知県育ち、大学は県外で心理学を学ぶため親元を離れ、そのまま県外で就職。

新卒社会人としてきらきらな生活を送ろう・・・と夢想する間もなく、入社3か月で地元へ強制送還されました。

仕事をやめた

地元に帰ってきた理由はうつ病でした。しっかりめのうつ病だったため、強制送還から療養までの数か月間の記憶がありません。

「記憶にございません」と堂々と宣言する人はちょっと…と思っていました。私です。すみませんでした。

社会復帰した今だから言えますがうつ病っていろいろすごいなって思います。

うつ病と発達障害

心療内科に連れていかれ、話を聞いてもらう内に主治医から告げられた内容が
「発達障害みがある。検査しよか」でした。

(先生がどんな言葉を使っていたか記憶にございませんので簡単にいうとこんな感じ)


結論からいうと、結果は「しっかり発達障害」でした。

診断結果が出たことでかなり目の前が明るくなった覚えがあります。でも、「あなたは健常者ですよ」と診断される可能性も十分にあったわけなので複雑な気持ちでした。

実際に同じようなどん底の状況で「健常者だね」といわれたら、自分の心の弱さを理由もないまま責めまくるルート一直線だろうなと。そして前を向くのにどのくらいの年月をかけることになるのかわかりません。

だから、診断結果は喜びたいけれど喜べない。本当になんともいえない複雑な気持ちでした。

一方で、今まで自分をあまりにもないがしろにしてきたことを反省できるようにもなりました。自分のことをもっと知って、社会で何とか生きていくための対策を練ろうと思えたのです。

うつ病にはなったけれど、なってよかった。自分を大切にするきっかけを与えてくれた。自分には必要なことだったんだと理解しています。


お仕事

うつ病の療養と社会復帰のリハビリに3年くらいかかりました。いろいろな経験をして、司書資格を勢いで取ってからは図書館で働き始めました。

図書館では「オープン就労」です。これは自分が障害を抱えることを同僚に開示して一緒に働くことを指します。

自分から伝えておかないと仕事がどうしても成り立たないから私はオープンです。感覚過敏(五感が鋭い)という特性持ちで、特に周りに何も開示せず耳栓とグラサンを常時つけて働く選択肢はなかったというそれだけの話です。


ちなみに、図書館に就職するまでに新聞配達を3年半、就労継続支援B型作業所に1年、就労移行支援事業所に1年ほど在籍して、社会復帰のリハビリをしつつ自分ととことん向き合う生活をしておりました。図書館で今のところ3年くらい働き続けているので、就労継続期間はマイベスト更新中です。
※うつ病再発のため休職を経て退職してしまいました。(現在無職)


noteをはじめた理由

こんな私でも社会とつながっていたいし、自分に何かできることがあるなら、やってみたい。というのが一番の理由です。

自分に合った仕事を見つけること自体がかなり大変でした。仕事で必要となるコミュニケーションの取り方一つとっても、身についていないことがあまりに多かったので勉強しました。

自己理解は就職する上で真面目に取り組まないと、職場で迷惑がかかりそうで怖くて、さらに自分も幸せから遠ざかる気がしたので念入りにしました。

生活もお仕事も、それぞれ何とか成り立たせる方法を毎日模索していたこと、その経験をnoteに書いて、誰の役に立つかわからなくても、とりあえず私自身のことを記録したいという気持ちがあるので細々と書いてみます。

これからの目標

「できるだけnoteを続ける。こんな人たちもいるということを発信し続けること」です。

そしてnoteを続けることで達成したい目標は「発達障害者や発達障害グレーゾーンと呼ばれる人たちの特性の理解がすすんだ社会で暮らすこと」「理解が進んだ結果、発達障害という言葉のくくりが社会からなくなること」です。

ちょっと壮大すぎるかもなって書いていて思いましたが、本当にそうなればいいなって思います。

視力が弱い人が周りになんの説明もせず眼鏡をかけるように、聴覚過敏の人は堂々とイヤーマフをつけていてもいいし、冗談がわからない人はそれがむしろその人のいいところだよねって共通の認識を自然と持てるような社会があったら嬉しいです。

つまりは「あの人、へん。」って指をさされることがない社会ができれば幸せってことかもしれません。

とりあえず、文章を書くことに慣れていくことから。ちょっとずつ書きたいことを書いていきます。拙い文章ですが温かく見守ってくれると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

珠田


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