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落ち込む気分を上げたいときに使える最強スキル

落ち込んだ気分をあげてくれる切り札があると、心と体の健康が守りやすくなる。

子育てがはじまり、気持ちのコントロールで何度もつまずいてきた。
そして、あることに気づいたのだ。

「自分のことがあまりにもわかっていない…。」

ファイナルファンタジーというゲームを、ご存知だろうか。
主人公が仲間と出会い、冒険しながら経験値を上げ、強敵を倒し、物語のゴールへと向かっていくロールプレイングゲームだ。

大方、このようなゲームは、あるボスを倒すために必要な強さや経験値がある。
キャラクターの現状は、ステータス画面で確認できるようになっている。
客観的な視点でキャラクターの力を知ることができるため、とてもありがたいシステムなのだ。

このステータス画面こそ、今回の内容の要といえる。

自分を知る」たびに、ステータス画面に表示される内容が詳しくなっていくとしよう。

▶︎手持ちアイテム…気分が回復するお笑いポーション。
▶︎防具…家族を想うと強くなるリング。
▶︎性質…昼行性。寝不足に弱い。

情報が増えていくほど、現状が見えてくる。
そして、自分が形作られていく。
これで、目の前に現れる課題の解決策や突破口が見えてくるはずだ。

「自分を知る」ことは、それだけで大きな力になるのだ。



最強スキルの正体「自己理解力」


この言葉の定義は、内閣府のユースアドバイザー養成プログラムにも示されている。

いくつかの手段により自分の気質、性格、ある種のタイプ、価値観、考え方、態度・行動などを深く知り、それを自分自身で納得して受け止めている状態のこと。

内閣府「ユースアドバイザー養成プログラム」

要するに、「自分のことを客観的に観察して、受け入れよう」というわけだ。

それではさっそく、紙とペンを用意して問答をくり返そう。

性格(長所や短所)や能力・考えかた・感性。
これまでの経験からつくられてきた、価値観や言動の癖。
加えて、ストレスや他人からの言動による心身の変化。
もっと単純に、好き嫌いについて。

それらを書き出しながら、自分の人格を形作っていくのだ。

やがてできあがった人格像を、「はい。」と感情は抜きにして受け入れられると、自己理解力は身についたも同然だ。


3つの効果


自己コントロールが上手くなる

今がどういう状態で、その原因はなにか。
解決するためには、どうするか。
これが、簡単にできるようになる。

より良い意思決定ができる

毎日の生活の中で出てくる問題に対して、前向きに対処できるようになる。
卑屈になったり、投げ出したり、誰かのせいにすることが減るのだ。

自分を許せるようになる

「こんな自分は嫌になるが、こういう良い面もある。すべて含めて、自分。それでいい。」
そんなふうに、冷静で前向きな面も持つことができるようになる。
色々な自分を知るからこその、強さといえる。


自信をつけるために


自分の気持ちをコントロールできたという、小さな成功体験を積み重ねよう。

例えば、「落ち込んだ気分を回復させたい」とする。
自分を理解している今、それは難しいことではない。

まずは、とことん泣く。
そして次に、どうしようもない自分と一緒にいてくれる家族に感謝する。
最後はさっさと寝る。

間違いない。
次の日には、すっかり元気だ。

この小さな「できた」の積み重ねも、くり返せば大きな自信に変わる。

いつの間にか、「そんな時もある」「自分もよくやってるじゃないか」と、ゆったりした気持ちで労える日がくるのだ。


まとめ


人生でぶつかる問題は、単純明快なものばかりではない。
だからこそ大切になるのが、今の自分にあるもので対処していくための考えかただ。

落ち込む自分を慰められるのは、あなた自身だ。

この記事を読み終えた瞬間、あなたのステータス画面にも、新しくなにかが記されていることを願っている。

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