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足るを知るものは、人生を制する

書物『老子』のなかに、あの有名な言葉があります。

それは、足るを知る

なにかと比べて落ちこんだとき、自分の現状に自信が持てなくなったとき、あれもこれもと欲が出たとき、よくこの言葉が頭をよぎります。

みなさんはご存知でしょうか。
この言葉には、人生を豊かにし、生きやすくしてくるような意味まで含まれていたことを。

じつは、続きがあるんです。

知足者富、強行者有志。

足るを知る者は富み、努めて行う者は志有り。

満足することを知っている者は精神的に豊かであり、それでいて努力する者にこそ本当の志は宿っている。

https://www.nkl.jp/blog_calve


いまの自分にあるものを知ることができれば、心が満たされます。
そのうえでする努力は、自分本位ではなく、人への思いやりがある夢や目標につながっていく、ということでしょうか。

いまの自分にあるものとは、これまでの経験や学び、取り組んできたこと、つまり内面に積み重ねられてきたものを指しているように思います。
もちろん、場合によってはすでに持っている『物』のことでもいいでしょう。

わたしたちは、生きてきた分だけ、たくさんのものを得てきました

それは、それぞれが違って当たり前で、ひとと比べるようなものでもありません。

すでに足りていることを知り、きのうの自分より今日の自分が成長できるよう努力することが、豊かな人生の時間の積み重ねになっていくのでしょう。

もう少しさきの未来に、『この人生もいいもんだ。捨てたもんじゃない。』そんなふうに思えていたらすてきですよね。

筆者が成し遂げたあかつきには、足るを知って人生を制したと、にんまりしながら大好きなアーモンドチョコを片手に、ここでまた報告したいと思います。

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