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ジョージアの美しい映画 「金の糸」
「金の糸」https://moviola.jp/kinnoito/
閉館が決まった岩波ホールは、しばらくジョージアの新旧織り交ぜた映画を上映していて、ジョージア映画のトリが「金の糸」です。
実はジョージアは、ソビエト時代に旅したことがあります。
ロシアというと、バレエとコサックダンスくらいのイメージしかありませんでしたが、ガチガチのグループツアーでも、色々な文化や民族に触れることができました。
ソビエトは大都市でも、他の国の観光地のような商売っ気も愛想もありません。英単語も日本の子どもより知らないくらいです。でも飛行機でもホテルのカフェなどでも、話しかけられることが時々ありました。もちろん私もロシア語を知りませんが、筆談やゼスチャーを交えて会話することができた驚きは今でも忘れられません。(外貨専用のお土産屋さんのそばでは「時計を交換してくれ」「ドルと交換してくれ」とそっと寄ってくる人もいましたが、そういう人ではない一般の人です)
ジョージア(当時はグルジア)のような美しいエキゾチックな街並みは、これまで見たことがありません。
予告編があまりに美しく、日本の金継ぎがモチーフになっているのでぜひとも観たかったのですが、歴史的な悲哀が背景に付きまといます。(ソフィア・ローレンの「ひまわり」もそうですね。しかも舞台がウクライナ)
豊かな暮らしではありませんが、部屋の調度や小物など、ひとつひとつ気になります。
家で過ごす高齢者たちのシンプルで整った服装も印象的でした。