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「個性」を尊重していますか?ただ、見過ごしてはいませんか?

みなさま、こんにちは!あかねのねです。

今回の記事を担当させていただきます!

10月に入り、各社で内定式を迎えたところでしょうか。

10月は内定式や、四半期や半期の新たなスタートなど節目が多いですよね。

そんな節目にあやかって、自分の生活にも新しさを取り入れたいものです。


さて今回は、私が採用や組織に関わるなかで特に最近感じている違和感についてお話できればと思います。

採用担当は同時に数世代を生きる


私が採用や人事の仕事を好きになった理由の一つに、

「多くの人生を間接的に体験できること」

があります。


学生から定年後の方まで様々な事情で職を探している方々のお話を聞き、
自分に新たな価値観をインプットできることが、
なんだかお得に思えるのです。

疑似体験をしているような、他の人生を歩めるような感覚。

それが好きなんです。

だからいつも聞きすぎるくらいに、質問をしちゃいます。

採用のためとかでなく、自分が憑依するために。
(ちょっとホラーですみません笑)

そんな私は昭和61年生まれで、そこそこ昭和の出来事や今でいうコンプラ無視な考え方も理解できる、中間的な年代ではないかなと思ってます。


だからこそ今は、各世代の架け橋になりたい気持ちもあったりします。


価値観の違いの中でどう生きるか

そんな中で最近特に感じることが、

世代ごとの価値観のギャップ。

「今どきの子は…」と言っちゃうのも違うと思うけど、

これまで常識だと思ってたことが無視されたら「今どきの子」で括りたくもなります。


時代が移り変わるスピードや、毎年といっていいほど世間を揺るがすニュースがあり、価値観が変化するスピードも増していることを実感しています。

なので私たちが社会を生き抜くためには、

多様な価値観をお互いに尊重すること

がますます大切です。


「多様な価値観を尊重する」

ここに罠があると思うのです。


約束を守れないことは個性ではない


以前は私も個性を尊重する、という言葉が好きで、自分なりに解釈してよく学生にも伝えていました。


でもなんだか最近、そんな曖昧な言葉を安易に使ってはいけないような気がしているのです。


先日、私の勤める会社でこんなことがありましたー

新卒4年目の子が、役員との大切な会議に遅刻しました。

役員は「時間が守れないヤツはダメだ」といって、結局プレゼンの機会をもらえませんでした。


それからその子は、時間を守ることを周囲に誓い、行動を徹底しました。


もちろん約束を守れないことはダメです。

当然です。


だけど、もちろん今に始まったことではなかったはずです。


入社して3年半、その子は時間を守れないことも多々あったし、礼儀礼節も磨くべきところはあった。


それを「この子の個性を生かすために自由にさせてあげよう」とした経営陣がいて、

「この子はこういう子だからね」といって見逃してきた周りの人がいて。

その結果でしかないのです。


私自身も、見逃してきたことがあったと、今になって反省します。

結局こうなるなら、入社したときに、問題になる前に徹底してあげるのが優しさなんです。


約束を守れないことは個性ではない。その子らしさでもない。

締めるところは締める。

と、早く気付いてあげるべきでした。


そしてこんなことって、今どこかでも起こってるんじゃないかと思ったのです。


なんでもかんでも「個性」と言える都合の良い時代になっちゃった


価値観の違いを「個性」といって、逃げてないですか?

もしくは、それを「個性だから」と見過ごしてないですか??


特に今の組織は、上位層の人たちが若い子に辞められないように、○○ハラって言われないように、なんでも受け入れがちです。

ひと昔前とは形勢逆転です。


正直、甘過ぎるというか、


本当にそれでみんな幸せになれるのか?


と思ってしまいます。


古き良き?ベンチャー上がりの中間管理職時代の私は、些細なミスも気になる行動も見過ごさず、小姑役を買って出ていました。

(言い過ぎて途中からみんな目が死んでいくので申し訳なかったですが…)

それがその人のためだと思うから。

組織で生きることや仕事で候補者に向き合うことは、生半可なことではない。

アイデアや判断は生かすけど、やることはちゃんとやれる、が前提だと思ってます。


偉そうなことを言える人間ではないですが、

人がもつ「個性」が何なのか、

何を受け入れて、何を正すのか、

これは間違えたくないです。


社会人が“らしく”生きるために


多様な価値観とか、個性の尊重とか、

実はあまり関係なくて、

たった一つのことだけ世代問わず大切にしていきたい。


それは、「素直な心」


お互いに素直になれれば、逃げも甘さもなくなる。


自分のことが結局一番わからないから、

人から見た自分を信じること、

そしてそれを行動で示すこと。


この循環が、信頼を築いていく。


素直が溢れる世界って、

どれほど素晴らしいんでしょうね…


そして、


どうして人は素直になれないのでしょうね。


その話はまた…どこかで…(きっと誰かが…)。



人それぞれが持っている個性は本当は美しい。

その個性を磨くためには、

人と人との関わりは欠かせない。


さぁ!


まずは身近な人から、向き合っていきましょう!


ああ、

私もいい歳して主人に言われたことにいちいちムッとしちゃいけないなぁ~


いくつになっても、素直なこころで。


ご覧いただきありがとうございました!


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