週15時間の通勤で東京都を跨ぐ採用担当のリアル:「ヒトを数字で見なきゃダメですか?」編
みなさま、こんにちは!
一ヶ月ぶりの登場となります、あかねです。
私のほかにいま3名の方とリレーコラムしていますが、同じHR領域でもこんなに視点・考え方が違うかと、私自身大変興味深く読んでいます。
優秀な方々に囲まれている私ですが、唯一抜きん出た強みは「ゆるさ」と「泥臭さ」だと思うので今回もありのまま書きます(笑)
投稿される一週間前まで何も浮かんでいなくて、何を書こうかなぁと悩んでいたんです。
そんな矢先、ある出来事が起こり、感情のままに文字を走らせています。
ところで、私は高校時代、硬式テニス部に所属していました。
当時の顧問が、学校イチ恐れられる鬼教師だったんです。
数学の教師で、女子硬式テニス部の顧問が、です。
打てば打つほど怒鳴られて、毎日絶望している日々でした。
もちろんおかげで成長できたし私のことをとても良くしてくださった恩師なので感謝していますが、あの頃は怒鳴られ過ぎて、なんなら怒られることにマヒしていました。
そんなことを、なんだか急に思い出してしまったんです。
20年ぶりに、カミナリが、落ちた
4日前のこと。
あーこんなに久しぶりに怒られたなーーって、俯瞰してしまうくらいにキツく怒られました。社長に。
なぜそんなことが起きたのか?
それは、前回の記事の通り、新卒の集客が全くうまくいっていないから。
意外と前進してるから頑張ろうじゃん!っていうオチにして、
前向きにまだまだ頑張ろうって思ってたんですけど、
まぁ、外から見ている方からしたら数字がすべてなんですよね。
それはそうです。
集客は当初目標の3割程度。
選考が進んでいる学生はいるものの未だ内定もなし。
驚愕されるのも、何してんだ!って言われるのも、当然です。
現場としては、毎日試行錯誤、限られた予算と時間と人の中で、もがいているんですけど、こんな散々たる状況ならもっと早くに社を上げて対策を打てばよかったのでは、という話になるわけです。
後悔しても仕方ないので、なんとか3月から方針を変えて、
再スタートを切るぞなう、というわけです。
次回記事を書くころには、そのときこそは、良い報告ができるよう、
一層ギアをあげております。
ただの数字になってしまう違和感
そんなことがあったもので、久しぶりに私の根底にあるモヤモヤが沸き上がってきたのですが・・・
私は採用担当として、どうしても受け入れられないことがあって、
それがこの「ヒトを数えること」なんです。
10人の入社承諾を目指す
100人を集客しよう
たった2人しか内定を出していないのはまずい
会社として、事業計画や売り上げ目標などがあって、そのために人が必要だから、というのは理解できます。
だけど、目標に対して「たった30人しか集まってない」と言われることにはどうしても悔しいんです。
なぜなら私はその30人と直接話して、どんな人かを知って、想いを受け入れて応援しているから。
そしてその中でも、会社との相性が良く、今すぐに内定を出さずとも、きっと来てくれるなぁって思える子もいるから。
30人っていう数字の中に、うすーーい20と濃い~10が私には見えていて、「これしか」とか「厳しい」とか言われたくないんです。
採用担当として、KPIを追うことと会社にマッチした人材を集めることのジレンマは永遠のテーマです。
だけど数字ではなく想いで繋がれば1分の1だってあるんだっていうのを、諦めたくない私の、ただのわがままな想い、なんですけどね。
この想いを万人に共通で伝えられるのが数字なんですけど。。
そっちが優先されるとどうも、モヤモヤしちゃうのが私の悪い癖。
外から見たら1はただの1でしかないので、できるだけ私の想いや所感を早めに伝えられたらいいのかなって、そのためにできることはないかなって、大人になって冷静に考えることにします。
「人を記号化しない」ということ
「この会社の良いところは人を記号化しないことです」
と、ある新卒の子が言ってくれました。
”就活では同じような身なりで、並べられて比較されて、「●●年の就活生」としか見られない。だけど、この会社では「〇〇ちゃん」って名前で呼んでくれて、自分を自分として認めてくれてる気がしたんです。”
という意味だそうです。
良い言葉だなと思いました。
私が日々悩む「数字で見たくない」という気持ちはここに尽きるなと。
採用担当として日々多くの人と接する中で、
「向き合う」ことは何があっても大切にしたいという想いでやってます。
私は誰と話していて、その人がどんな人でどんな良いところがあるか、それを受け入れて未来を応援するのが、採用担当として関わった私の責任だと。
会社に所属する以上、会社の方向性に向かって自分の置かれた役割に責任をもって取り組むことは必要です。
ただ、その中でも「人」と向き合うことが仕事である以上は、相手が人であることを忘れてはいけないので、私にとってこの先も1はただの1にはなりません。
その想いを再認識したことと、やるべきことはやらねば、
という決意を新たに今回のnoteを終わらせていただきます。
次回はどんなことが書けるかな♪
この一ヶ月の自分に期待です。
ご覧いただきありがとうございました!!
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