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空想お散歩紀行 幕間の雨

雨が降る。それは舞台の幕を下ろすかのように。
舞台の上で演じられていた一つの章が終わりを迎えることを知らせる幕。
赤や黄色で彩られた衣装を着た演者たちは去り、舞台の背景も変えられる。
次は白が基本色の演目である。それは静けさと終焉、次なる誕生の準備の章。
雨が止んだら、冬の章の開演だ。

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