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成果目標と行動目標
目標には成果目標と行動目標があります。
成果目標は例えば「今年度の目標売上=1,000万円」といったものです。
これはまさに成果に関する目標です。そして「売る」という自分の行為には「買う」という相手の行為がセットになっているので、自分ひとりで「売る」という行為を完結させることはできません。
つまり、顧客が「買う」という行動をしてくれるために、自分ができる行動は何か、それをどれだけやればいいか、という下位目標=行動目標を決めて、それをやり切っていく、ということが必要になります。
別の例でいえば、「資格試験に合格する」というのは成果目標です。
合格するには、自分の勉強以外に、その試験での出題傾向や、相対的な合格基準がある場合には他の受験者の動向なども影響するため、自分の行動だけでコントロールできない部分があります。
一方で、「参考書の学習を何月何日までに完了する」とか、「問題集を期日までに3回解く」といったものは自分だけで完結できる行動目標となります。
最終的な目標は「成果目標」であることがほとんどでしょう。しかし、成果目標は自らコントロールできない不確定要素も影響することが多いです。
しかし、少しでも成果目標の達成に近づくために、自分にできる行動は何かを見きわめ、着実に行動していくことが達成への近道であると思います。