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石徹白Life2042日目【報告:第32回 石徹白-白山道清掃登山ボランティア】2023(令和5)年7月23日(日)、

これまで何十年、何百年と続いてきた石徹白の「白山道刈」に端を発する清掃登山ボランティアに家族4人で参加しました。

(私はA班のスタッフで娘は小学校のお友達と一緒に登りました。妻と息子はB班で大杉までの階段やトイレ掃除などを担当しました。こちらは小学校児童や保育園児と保護者や一般参加のみなさんと一緒に作業です。)

コロナ禍においても石徹白地区の住民だけで実施して、つないできました。
それほどに、この地域にとって伝統的で重要な精神性をつなぐ機会です。

今日は朝からスカッと晴れました。
朝6時過ぎの受付で恒例のオリジナルバンダナをいただきました。

毎年、色違いで、回数や実施年が印刷されているので、
コレクションができます。
石徹白の子どもが描いたイラストを基調に、
中央には北極星と白山と太陽があしらわれているデザインです。

今年は「水色」のバンダナでした。

白山中居神社の鳥居前にて安全祈願祭が行われ、
その後、車で大杉林道を進み、
A班の総勢39名が登り始めました。

駐車場から約10分~20分で石段を420段ほど登りましたら、石徹白大杉とご対面です。
樹齢1800年と言われる巨樹の存在感。
ここで四季の変化や行き交う人々を見守り続けている姿に
毎回、手を合わせます。

記念撮影後は、石徹白大杉を出発して、しばらく尾根伝いに登っていきます。
私は熊清水を補給し、冷たい水で元気をいただいてから出発。

ほどなくして、登山道で参加者1名が脹脛の痙攣している場面に遭遇しました。
ケガの状態を確認し、マッサージをしたり、ツボを押したり、しばらく一緒にいて、お話を聞いたり、今後の動きなどを一緒に相談しました。

その後、改善してきたので、B班の仲間と合流いただきました。

私は、神鳩小屋の掃除用具をほぼ全て持っていたので、
3倍速で歩きました。

途中の難所「おたけり坂」と呼ばれる急登には9時26分頃に到着。
「雨宿りの岩屋」を通過して、
尾根道を進むと、登山口から3kmの看板があり、
間もなく神鳩避難小屋です。

10時頃に到着しました。 
ここでは、地域住民や運営スタッフほかと、フジミインコーポレーテッドの社員さんも一緒に、
簡易トイレの除菌清掃、小屋の拭き掃除などをしました。

近くにある神鳩社にお参りし、銚子ヶ峰(郡上市最高峰 1810m)へむかいました。
稜線に出てから樹木が減り、強い陽射しでしたが、
冷たい爽やかな風も吹いてよかったです。

11時過ぎに登頂し、各自が持参した弁当を食べました。
子どもたちは下山時も元気いっぱいです。

神鳩小屋から下界へ、参加者の皆さんに少しずつゴミを降ろしていただきました。

同じ道を歩いても、行きと帰りでは違った発見や学びがあります。

景色もそうですが、いろんな方と話せるのも醍醐味です。

本日の参加者最高齢のHさんは79歳で、
同じ山に何度も登るのが好きだそうです。

伊吹山には200回以上、
この石徹白地区の清掃登山も23回ぐらいは来られているそうです。

とにかく好きなことを続けること。
嬉しそうに日焼けした顔で語られる姿が印象に残りました。

下りもシャキシャキと歩かれ、
実践的なお話がとても面白くて引き込まれました。

石徹白大杉の近くで、アシナガバチに刺された方がいたので、
流水で毒を流し、救急セットから毒の吸引機を出して使用、
スズメバチ焼酎を塗って仕上げました。

14時30分ごろ、大杉駐車場に帰還。
皆さんに迎えていただきました。

道刈の伝統的な【精神性】を受け継ぐ「石徹白-白山道清掃登山ボランティア」、今年も無事に終了しました。

石徹白大杉および、石段など、がめちゃくちゃ綺麗になっていて気持ち良かったです。
皆様、暑い中おつかれさまでした!

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石徹白地区 公式ホームページ http://itoshiro.net/
いとしろアウトドアライフビレッジ http://outdoor.itoshiro.net/

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大西 琢也  TAKUYA ONISHI
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