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石徹白Life1288日目【裏庭で邂逅した野生アスパラガスにして山菜の王。巨大シオデが生でも美味しかったご機嫌な朝】

地上部の高さ77.5㎝、太さ1.2㎝でした。

「シオデ」ユリ科
地方名:ショデコ、ショウデン、ヒデコ、ショウデ、ソデ、ソデコ

北海道、本州、四国、九州の平地から海抜1000m以上の高山までの原野、丘陵、河岸、山麓などの林または明るい草地にまばら、あるいは集団で群生する。

雌雄異株の多年草。茎は蔓性で長いひげ根あり。
採取は4月~6月ごろ。
産量は少なくないが、摘んだあとの追芽を採るため、年ごとにやせ細っていくのが実情。そのため、三番芽以降の追芽は採らないこと。

ソフトに洗練された風味は類が無く、昔から山菜の王といわれる。
秋田のヒデコ節はこの山菜をうたいあげた北国の民謡として名高い。


(アリャイイモノダ)十七八ナー 今朝のナ(ハイハイ)若草(ハイ)どこで刈ったナ コノひでこナー

どこで刈ったナ 日干しナ 長嶺の
その下でナ コノひでこナー

その下でナ くぞのナ 若萌え
葉広草ナ コノひでこナー

葉広草ナ 馬にナ つければ
ゆさ〳〵とナ コノひでこナー

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「もともとは山の神に捧(ささ)げる祝い唄(うた)だったが、
いつか若い男女の山菜摘みの山行きの唄になり、さらに現在は三味線がついたお座敷唄になっている。」日本大百科全書(ニッポニカ)「秀子節」の解説

https://kotobank.jp/word/%E7%A7%80%E5%AD%90%E7%AF%80-1581943

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料理)基本は軽く茹でます。
おひたし、和え物(マヨネーズ、酢味噌、ゴマ、ゴマみそ、ピーナッツ、胡桃、納豆、白、粕、辛子など)、酢のもの、サラダ、煮びたし、ひや汁、すまし汁、磯巻き。
生は汁物の実や軽く塩でも美味。
天ぷら、フライ、油煮、バター炒め、あんかけ、糠漬け、塩漬けなど。

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参考文献『山菜全科』清水大典1967年 社団法人家の光協会ほか

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大西 琢也  TAKUYA ONISHI
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