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石徹白Life1221日目【女性に嬉しい貧血&冷え症改善、美肌効果が期待できる!薬草の女王「ヨモギ」を天日干しの山茶にする妻のために木枠干物網を手作りしてみた話】


昨年の秋、秘かに大好評となり新発売からあっという間に完売御礼した山茶ヨモギ。あれから6ヶ月が経過して今シーズンも採取の季節となっています。


創っているのは、我が家の山の神。
屋号は カラダと山茶[i-ki] です。


早朝の太陽が登り切らないうちの僅かな時間。
石徹白地区内の山際へ通って新芽を採取しているもよう。


・・・どこに行っているのか。謎。
私も知りません。


あまりにも好評だったので、今年は増産しようかと思っているようですが、山の恵みは気象にも左右されがち。


だからこそ稀有なるものを愛で、感謝して、
ちょっぴりおすそ分けすることに慈しみと喜びを感じる。
生態系に生かされている私達の営みの一部です。


桜の開花も全国的に2週間ほど早かったのと同じく、
ここ石徹白でも様々な草木や花々が異常なほど早く芽吹いています。


寒の戻りや霜もありますから、野草、山菜ほか凍害にならないよう祈ります。


いつも以上に季節の移ろい、森の変化を観て触れて氣にかけておきましょう。


さて、私はもの凄い手間暇をかけた繊細なお茶作りは苦手なので、
家庭内で注文を受けたモノづくりに励みます。


今回は、ヨモギを干すための干物網です。


先人たちが遺してくれた古民具がお手本。

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使い込まれていくうちに、改善され受け継がれてきた道具は、
智慧の宝庫です。

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網を留めるための枠を廃材で創る。鉈で削りだしていく。
細かな木っ端は焚火で利用。最後まで余すところなく使わせていただきます。


よく観察すれば解ることもあるし、
使ってみないと解らないことも多くあります。

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3つともサイズはおよそ1m×45㎝×深さ6cmです。
— 岐阜県郡上市石徹白地区におったで



インターネットも発達し、工業技術も向上している現代。
何でも手に入りそうですが、何にも手に残らないのは残念です。


買うのは1秒。創れば一生。


様々なものを創っては壊れたり、失敗を繰り返していくことで、
気づいたことを、また次の手仕事に活かす。


それは物を作るという喜び以上に、
暮らしの中に物語を散りばめていく営みでもあります。


身近なものたちの囁きが私達の未来を創っていく礎でありますように。


目まぐるしい怒涛の春がはじまった!!


さあいこうぜ。


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よもぎヨモギ蓬
キク科 多年草
方言:モチグサ、モグサ、ヤイトグサ、ヨゴミ、ユムギ
市街地から海抜2000mの高地まで。
路傍、畑、原野、河原、山麓などに群生する。
料理は天ぷら、胡麻和え、ヨモギ団子、餅など。
塩漬け、うのはな漬けで保存。
日本国内だけで37種類以上が知られている。
『山菜全科』清水大典1967年 社団法人家の光協会より引用

※野人メモ:切り傷には新芽を口でよく噛んで、細かくなった葉っぱをそのままつけると止血できる。

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大西 琢也  TAKUYA ONISHI
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