自故日記(29)
皆さんこんにちは。
僕はというと相変わらず歩けない生活を過ごしています。松葉杖をついての移動はかなり大変です。
人混みの中だと少しパニックになってしまうくらいです。もし誰かが僕に気づかずにぶつかってしまったら…なんて考えることもしばしば。
そして、昨日は少し出かけた間に雨が降ってきてしまいました。
ただでさえ車の混雑がひどいバンコクではたった500メートルの移動でもタクシーでは40分の表示。
両手に松葉杖の僕には移動はかなりのハードルです。
①雨を避けるために傘をさして歩くことができない。
②地面が濡れていることにより滑ってしまう可能性がある。
こんな状況でしたが帰らなければ食事を取ることもできないし、薬を飲まないとならないので早く行動しなければならない。
かなり冷房の効いた室内でも僕はかなり汗をかいてしまっていました。
下肢の骨折…歩けないという不安がメンタルをかなり蝕んでしまっています。
1日の行動の制限がかなり高いために、食欲すら湧かなくなってしまっています。
薬を飲む必要があるために食事を食べる。
それも食欲が湧かないので何を食べれば良いか…ということも悩むし、買いに行くのも一苦労なのでより食べることから思考や気持ちが離れてしまう。
足の方は、骨の痛みはほとんどないのですが、節々の違和感が多いです。
特に筋肉の違和感が常にあります。
寝る時にもこの違和感から離れることができないので心は休まらないし、正直かなりメンタルは限界に達してしまっています。
ちょっとした移動でもかなり体力を消耗してしまう。気力がどんどんと低下してしまっている。
事故で多くのものが変わってしまっている。
もちろん、それだからこそ気づくこともあるのだけれど、辛い気持ちに支配される時間が増えてきてしまった。
この状態で、長いリハビリ期間を乗り切ることは難しいだろう。
正直に、冷静に分析すると、リハビリをして回復が見込めると自分が思えるならばそこに向かっていけるのだろうけれど、
よくわからない違和感がとても強い。
膝の痛みや、脛やふくらはぎの筋肉の違和感。
この違和感から早く解放されたい…。
バンコクはとても素敵な街のはずなのに。
毎日、とても天気が良くて元気が出るはずなのに。
気持ちのコントロールがなかなか難しい。
明日はレントゲンの撮影と、午後には感染が落ち着いているかどうかのチェックをしに行く。
胸がとても重く苦しい…。
骨折はかなりしんどいよ。