「模擬授業と省察による英語教師志望学生の授業観の変容 ―授業の目的と生徒を意識するまでの過程―」
川村拓也(2023)「模擬授業と省察による英語教師志望学生の授業観の変容 ―授業の目的と生徒を意識するまでの過程―」『北陸大学紀要』,(54),209-220.
2022年度前期の「英語科教育法III」における「模擬授業」「対話型模擬授業検討会」「省察レポートの執筆」を通して、学生の授業観の変容を追った論文が公開されました。
改めて読み返すともっと(焦点を絞った上で)検討会や模擬授業での事実と照らし合わせて細かく分析したかった気もしますが、教員志望学生の授業を見る力の貧弱さを指摘した竹内(2020)に対して、教師教育の実践によってその問題は乗り越えられる可能性が高いと応答できたのは、そこそこ満足しています。
今後も教員志望の学生及び若手教員の成長に注目し続けるとともに、「教員の卵」というメタファーにちょっとモヤッとする部分もあるので、その辺りも論じていきたいところです。