解説!年末調整の基・配・所の書き方入門【基礎控除編】


今日も年末調整の解説ノートになります。この記事では、基配所についてお話しをしていきます。そもそも年末調整って何のためにやるの?って方は以下の記事をご参照ください。では早速行きます〜

基・配・所の構成

この書類は通称「基配所(キハイジョ)」と言われています。というのも正式名称がかなり長く、「給与所得者の基礎控除申告書兼給与所得者の配偶者控除等申告書兼年末調整に係る定額減税のための申告書兼所得金額調整控除申告書」と言って、3つの申告書を1枚にまとめたものになっています。

3つの申告書からなっているのですが、具体的には以下のような構成になっています。

3つの申告書が1枚でまとめられた構成です

左上に基・配・所と書かれていますが、これは3つの申告書の頭文字をとったものです。では早速1つずつ解説をしていきます。まずは基礎控除申告書からです。

基礎控除申告書

そもそも基礎控除を受けられる人には所得の条件があり、2,500万円以下(給与2,695万円)の方が対象です。ほとんどの方は対象かと思います!高所得者は国からの優遇策は必要ない、というメッセージなのだと私は捉えています涙

ここには申告年する年度の収入額を記入します。令和6年度の申告であればその年のものです。ただし、12月末までの収入は確定していない方がほとんどなので見積額をここに記入すればOKです。そして収入から所得を計算して、となりの「所得金額」欄に記入するのですが、どのように計算するかは裏面に書いています。

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