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自己啓発本を読んでも人生が変わらない理由

こんにちは、TAKUYAです。
今日は「自己啓発本を読んでも人生が変わらない理由」についてお話しします。


世の中には自己啓発本がたくさんありますよね?
僕もこれまでに400冊ほど読んできました。

その中には「なるほど、これは役立つ」と思う内容もたくさんありましたし、新しい視点を教えてくれた本もありました。


ただ、正直に言うと、どれだけ読んでも「結局、自分は変われない」という現実に気づいたんです。


本を読んだ直後は「よし、これをやれば自分も変われる!」
とテンションが上がるんですが、数日経つとその気持ちはどんどん薄れていきます。


気づいたらいつもの自分に戻っていて、「また続かなかった」「僕ってやっぱり意志が弱いのかな」と自分を責めてしまう。


こうした経験を何度も繰り返していくうちに、
「自己啓発本に書いてあることは正しいのに、なんで自分には効果がないんだろう?」と悩むようになりました。

でも、そこであることに気づいたんです。それは、人間にはそもそも
「変化に対する抵抗感」が備わっているということです。この抵抗感は、脳の仕組みが原因です。

変われないのは意志の問題じゃない



人間の脳は「変化」をリスクだと感じます。


脳にとっては「今のままでいること」が安全で、安心だと判断されるんです。これを心理学では「コンフォートゾーン」「現状維持メカニズム」と呼びます


新しい行動を始めると、脳は無意識に「危険だ」「今の状態に戻れ」と抵抗し始めます。この仕組みが、僕たちを変化から遠ざけてしまうんですね。


典型的な例が三日坊主です。



最初の1日目、2日目、3日目はやる気があって頑張れる。
でも、4日目以降になると急にやる気が落ちて続けられなくなる。


このとき多くの人が「自分の意志が弱いからだ」と思ってしまいますが、実は違うんです。それは、脳が変化を拒む仕組みのせいなんです。


では、この抵抗感にどう対処すればいいのか?ここが今日の本題です。


抵抗感を手放すための3つの方法



僕自身も、抵抗感とうまく向き合えるようになってから少しずつ変われるようになりました。ここで、そのために役立った3つの方法をお伝えします。

1. 小さく始める



多くの人は「変わりたい」と思った瞬間に、大きな目標を掲げてしまいます。でも、脳にとってそれは負担が大きすぎるんです。


だからこそ、まずはハードルをとことん下げることが大事です。
例えば、何かを習慣化したいなら「1日5分だけやる」と決める。
僕も最初は「5分間だけ本を読む」「3分間だけ運動をする」といった小さな行動から始めました。


小さい成功を積み重ねることで、脳が徐々に変化に慣れていくんです。


2. 抵抗感を「サイン」と捉える



抵抗感を感じたとき、多くの人は「やっぱり自分には無理だ」と諦めがちです。でも、抵抗感は「今、自分が変わろうとしている証拠」だと考えることができます。


僕はこの捉え方を学んでから、「抵抗感がある=自分が成長しているサインだ」と思えるようになりました。このリフレーミングだけで、心の負担が軽くなり、前向きに取り組めるようになります。


3. 環境を整える



人間の行動は環境に大きく影響されます。
例えば、スマホが近くにあるとつい触ってしまうように、
周りの環境が習慣化の妨げになることもあります。


だからこそ、自分が取り組みたい行動をスムーズに始められるような環境を整えることが大切です。


僕の場合、運動を習慣化したいときは運動着を前日のうちに準備しておく。読書を習慣化したいときは机に本を置いておく。このように「すぐに行動できる状態」を作ることで、抵抗感を減らしていけるんです。


自分を責めないことが何より大事。


最後にお伝えしたいのは、変われない自分を責めないでほしいということです。変化を拒む脳の仕組みは誰にでも備わっています。

だから、「続かなかった」と落ち込むのではなく、
「小さな一歩を続けられた自分」をまずは褒めてください。


僕もそうやって、少しずつ変われるようになりました。


自己啓発本は「変わるためのヒント」をたくさん教えてくれます。でも、それを活かすには「脳の抵抗感とうまく付き合う方法」を知る必要があります。この話が、少しでもあなたの役に立てば嬉しいです。

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