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連作短編ー私のなかの私

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なんでもないように見える日常からの問いかけ。一つ一つが独立した物語でありながら、前の物語が後の物語にどこか続いているような形で進んでいきます。普段見ている世界が、目の前で歪み、崩…
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#連作小説

時を刻むキャンバス

 目の前を、一人の少女が走っていく。さらさらと流れるように揺れている川の土手の草花の間、…

Takuto Ito
4年前
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三年越しのメッセージ

 どこかで学校の鐘が鳴る。こんなときでも鐘だけは動いているんだ。でも、その響きはとてつも…

Takuto Ito
4年前
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たとえば日常的な教師に、非日常を生きた少女を与えたとせよ

私は教室を出た。 今日はおかしな日だ。 いつもは指名したらなんでもハキハキと答える佐々木…

Takuto Ito
5年前
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