欠かせないアイデアチェック
顧客の課題の発見はアイデアの重要なポイントの一つ。けれども、顧客の課題が見つかったとしても様々なチェックが控えていて、それらを一つ一つクリアしないとアイデアはカタチにならないもの。というわけで今回は、数多あるチェックの中でも特に最初に登場する基本の三つを紹介したい。
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一つ目のチェックは解決策に関するもの。課題を解決できる製品やサービスを作り出せるのか、という確認が入る。
例えば「ミカンを食べると手が黄色くなってしまう!お金を払ってでも解決したい!」そんな切実な課題が見つかったとしても、それを解決するモノを作れるかどうかが問われる。
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二つ目のチェックは収支に関するもの。課題を解決できる製品やサービスを顧客に提供することで利益を出せるのか、という確認が入る。
例えば、ミカン専用の手袋を作ったとして、原価以上の価格でお客様が購入してくれるかどうかが問われる。もちろん研究開発に多額の資金を投じていたなら、それを回収できるかどうかも問われる。
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三つ目のチェックは市場に関するもの。課題を解決できる製品やサービスが事業として成長できるのか、という確認が入る。
例えば、ミカン専用の手袋を作ったとしても、年々ミカンをコタツの中で食べる人が減ってきている中で、どのようにしてお客様を開拓して売上を伸ばせるのかも問われる。
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顧客の課題を見つけたとしても、アイデアには無数のチェックが待ち受けている。その入り口は解決策、収支、そして市場。それらを一つ一つ乗り越え、アイデアをカタチにしていこう。
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