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行動から見極める仲間

 アイデアをカタチにする旅路を歩んでいると、「手伝いますよ!」と声をかけてくれる人が次第に増えていくもの。けれども、大学生インターンから社会人プロボノまで、すべての申し出を受けてしまうと、チームが膨らみ過ぎて運営が難しくなることも。だからこそ、たくさんの挙手をいただいた際には何かしらの判断基準を設けることが欠かせない。その判断基準の一つとなり得る「行動」について今回は紹介していこう。

 判断基準としての行動の一つ目の特徴は、行動量が多いこと。アイデアをカタチにするためには、大量の行動が欠かせない。だからこそ、仲間として迎える人がどれだけの行動を起こせるかを確認することが重要。過去のエピソードのヒアリングはもちろん、試験的にチームに参加してもらった際には、どれだけ自発的に行動をたくさん起こすかに注目。

 例えば、ミカンマラソン大会のフライヤー作りをインターンやプロボノの方に手伝ってもらう場合、デザインをラフに作成、使えそうな写真素材の発券、コピーの考案まで、どれだけ多くの行動を起こせるかがポイントに。行動一つ一つのクオリティではなく、量こそが判断基準になる。

 判断基準としての行動の二つ目の特徴は、行動が早いこと。アイデアをカタチにするために戦略や計画も重要だけれども、行動を早く起こすことが欠かせない。だからこそ、仲間に加わる人がすぐに動けるかどうかを見極めることが重要。過去のプロジェクトでの取り組み確認はもちろん、試験的にチームに参加してもらった際には、どれだけ早く行動を起こすかに注目。

 例えば、ミカンマラソン大会のフライヤー作りに関わってくださる方が、依頼したタスクにすぐに取り掛かってくれるか、どれだけ早くアクションを起こしてくれるかがポイントに。行動一つ一つのクオリティではなく、速さこそが判断基準になる。

 判断基準としての行動の三つ目の特徴は、行動が見えること。アイデアをカタチにする過程では、情報共有が大切。だからこそ、連絡をきちんとできるかどうかを見極めることが重要。過去の連絡の取り方のヒアリングはもちろん、試験的にチームに参加してもらった際には、どれだけきちんと情報を共有してくれるかに注目。

 例えば、ミカンマラソン大会のフライヤー作りに関わってくださる方が、進捗をこまめに共有してくれるか、相談してくれるか、既読を放置しないか、といったところがポイントに。行動一つ一つのクオリティではなく、可視化こそが判断基準になる。

 行動は、チームに加わる仲間を見極める重要な要素。行動量が多いか、行動が早いか、そして行動が見えるか。この三つの行動の特徴を鍵にして、共に走り抜ける仲間を見つけていこう。これからインターンやプロボノを受け入れるリーダーの参考になりますように。

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