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力を与える明確な未来

 アイデアをカタチにする際、「そのアイデアが実現した未来のイメージを明確に持つことが重要ですよ」といったアドバイスが度々登場する。というわけで今回は、その逆、もし曖昧なイメージしか持っていなかった場合、どんな悲しいことが起こってしまうのか、三つのポイントから解説していこう。

 一つ目のマイナスは、目標設定の困難さ。未来が明確に定義されていないと、具体的なKPI(追い掛けるべき数字)を設定することが難しくなってしまう。目標がなければ進捗を確認することも、戦略を見直すことも大変に。

 例えば「美味しいミカンを作りたい!」という漠然としたイメージだけでは、酸味や甘みの基準を設定することができず、どんな行動を取るべきかも定かではなくなり、改善も進まないように。

 二つ目のマイナスは、アドバイスの消失。未来が明確に定義されていないと、他者から客観的な目線を通じて未来に至るアドバイスを受けられなくなってしまう。

 例えば「美味しいミカンを作りたい!」という曖昧なイメージだけでは、専門家も具体的な指導ができず、知人や家族も助言できなくなってしまう。

 三つ目のマイナスは、モチベーションの低下。未来が明確に定義されていないと、それに対して自らの心を奮い立たせることも難しくなり、また目的地が曖昧ゆえに進むべき道が見えなくなり意気消沈しがちになってしまう。

 例えば「美味しいミカンを作りたい!」という不明瞭なイメージだけでは、理想のミカンの姿形もなく、また道筋も見えず、努力を続ける気力も失われてしまう。

 明確な未来のイメージを持つことで、目標を設定し、アドバイスを貰い、モチベーションを保ち続けることができるもの。アイデアをカタチにしようと動き始める際には、鮮明なイメージを持っているかの再確認を。

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