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本音をぶちまけたら、二人の関係が変わった話

1. 歌詞に込められた想いと自分の心情

彼女との関係に、どこか曇りがかかっているような時期がありました。そんなとき、サンボマスターの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」の歌詞が不思議と心に刺さったのです。

「心の声をつなぐのが これ程怖いモノだとは」

心の奥にある不安や本音をつなげるのが、これほどまでに怖いことだなんて。それでも、どうしても伝えなければならない想いがそこにはある。その歌詞に背中を押されるようにして、彼女と本音で話すことを決意しました。


2. 不安が言葉になるとき

あの夜、電話越しの彼女は、いつになく不安定でした。精神的にも身体的にも追い込まれていて、そして、私たちの関係にも疑問を持ち始めていました。「このまま待っていていいのか」「別の道を選んだほうがいいのか」と。彼女の声は震えていて、その切実な言葉は私にとっても衝撃的でした。

彼女は社会人。私は大学院生。

私がアカデミアの道に進むことを選んだことで、彼女には不安が募っていたのです。学生と社会人という立場の違いから生まれる金銭感覚のズレも、ストレスの一因だったと気づかされました。これまで、彼女がここまでの不安やストレスを抱えていたことに気づけていなかった自分が、恥ずかしく、悔しく思えました。


3. 父との会話と決意

実は、彼女と話し合う前に父に相談をしていました。彼女の言葉を聞いたとき、どうすればいいのかわからず、父の意見を求めたのです。

あー私は、なんて未熟なんだ。

父は私の「弱さ」を見抜き、そして指摘してくれました。「腹を割って話すことが大事だ」と。自分の弱さから逃げるのではなく、彼女にしっかりと向き合うようにと背中を押してくれたのです。


4. 本音を伝え合う

その夜、彼女に電話をかけ直しました。彼女の不安に対して、今までの自分はどうだったのか、はっきりと見えてきました。私は、いつも綺麗な言葉――「夢」や「目標」といった前向きな言葉で自分を正当化して、彼女の不安に向き合おうとはしていなかったのです。言葉を尽くして説得することはできたかもしれません。でも、それは彼女の気持ちを置き去りにするだけでした。

お互いが腹を割り、本音をぶつけ合うとき、彼女が言ってくれたのです。「あなたは、私の背中を押してくれる存在だよ」と。そして、私にとって、彼女は「ブレーキをかけてくれる存在」だと気づきました。その言葉がとても大切で、胸に深く刻まれた瞬間でした。彼女が冷静に私を支えてくれていること、そして、彼女の背中を押せる存在であることに気づかされたのです。


5. 愛の再発見

その会話の中で、私は彼女がどれほど大切な存在か、改めて気づかされました。彼女は現実的なものの見方をする人で、いつも私の夢を冷静に見つめてくれます。会話が楽しくて、こんなにも気が合う人は他にいません。彼女が私を支えてくれるからこそ、前に進むことができる。そして、私が彼女のブレーキになって、立ち止まって考えることもできる。そんな当たり前だと思っていた彼女の存在が、特別なものとして胸に響いてきたのです。

冷めきっていた時期がまるでなかったかのように、また二人でお互いの夢を追いかけられる気がしました。彼女の存在の意味が、前よりも深く、明確に見えたのです。不思議と、彼女をもっと愛したいと思えるようになりました。


6. 本音をぶつけ合う勇気

不安を共有することは怖いものです。本音でぶつかり合うことは、心の奥底にある弱さをさらけ出すことでもあります。でも、その不安をお互いに話し合い、理解し合えたことで、私たちの関係は今まで以上に深まりました。冷静で現実的な彼女、夢や目標に向かって走る私。そのバランスがあるからこそ、二人で未来を見つめられるのだと気づけました。

「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」――その歌詞のように、これからも彼女とともに歩んでいけたら、こんなに素敵なことはありません。

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私の弱さと、彼女への愛をそのままつづってみました。

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たくと
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