反動と空虚感(page8.)
今まで小さな部屋の中で過ごしていた
ずっと丸まった猫のように
守られた空間で
その反動か
常に動いていないと落ち着かない
そんな風に変わっていった
高校を中退していた私は
高卒認定試験を受けた
立ち止まっている事が怖かった
同じ年の友人たちは
大学受験を終えて大学生になっていた
私はといえば
外に出られるようになったものの
どうしたらいいのか分からなかった
何をしたらいいのか分からない
なにも解決していなかった
ただ外に出る事ができるようになっただけ
言葉にならない怒り
苛立ちは私を苦しめ続けていた
常に満たされない
私の内側では空虚感、
悲しさ、怖いという気持ち
苛立ちなど様々な感情が渦巻いていた
心には穴がぽっかり空いたみたい
でも前に進まなければと思っていた
どこかに進まなければと
でも、どこに進めばいいんだろう、、