薬と現実逃避(page 10.)

イギリスへの旅行で
気持ちが楽になった気がした

日本では、同世代の人たちと自分を
無意識に比べては焦っていた

私は、あれもこれも出来ていない
出来ない、、
無力感、そして変わる事のない空虚感

外に出られる様になったものの
不安定な感情、行動、考え方は
変わっていないので冷静に物事を考える
事は、とても難しかった

不登校になり
外に出る事ができなくなった際に
心療内科で薬を処方してもらい始めた

外には出る事ができないので
病院の診察には行けない

母が受診して薬を処方してもらっていた
(今考えると、それっていいのかしら、と思うけれど、、)

薬を服用する事自体に抵抗があった
私は病気じゃない
そう強く思っていた

それでも薬を飲み始めた日のことを、
ぼんやりと覚えている

私は病気じゃない
でも、この辛さから
一瞬でも解放されるなら
のんでみようかな、
少しでも楽になれるのなら、、
身体中が捩れる様な辛さが
ちょっとでも軽くなるのなら、

そうして服用し始めた薬

種類はその時々により変わっては
いるけれど
現在に至るまで約20年以上
何かしらの薬を服用し続けている

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