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A02. TOEIC700点超えてからの、アメリカ人との会議の行い方

TOIEC700点超えた。だけど、電話会議で何も発言できなかった。

こんなご経験された方、いらっしゃいますか?

私もそうでした。

NHKラジオを聞いて、単語を調べて、文法を確認して、英字新聞を読んで。
だけど、実際の電話会議では英語を話せない。

英語のラジオを聞いたり、単語を調べたり、文法をおさらいしたり、これ自体はとっても良いことなんです。このような基礎の積み重ねはしっかり行うべきなんです。

だけど、これだけでは絶対にネイティブイングリッシュスピーカーとうまくコミュニケーションを取ることはできません。

それでは、これをうまく行うための秘訣を2つお教えします。

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1) アメリカ人との会議をうまく行う秘訣、その1! ”口と舌の筋肉を鍛えること”

文法や発音を覚えた後は、実際に話しましょう!これはもう、口と舌の筋トレです。あまり頭で考えすぎてはいけません。英語を話すための口と舌の筋肉を鍛えることによって、頭で考えなくても自ずと口と舌が滑らかに動き、そしていつかはとっさに英語が口から出てきたりします。

これは、例えば自転車に乗る時と同じようなものかもしれません。自転車の"乗り方"、これ自体は頭では理解できますよね。

だけど、それだけでは自転車に乗ることはできません。自転車に乗るには、実際に腕、足、腰などの筋肉を使わないといけません。そして、何度かこれらの筋肉を使うことを繰り返していくと、頭で考えなくてもこれらの筋肉が勝手に動いてくれます。そして労なく自転車に乗れるようになります。

英会話もこれと全く同じです。口と舌を積極的に動かして、これらの筋肉を鍛えてください!

それでは、私が実際に行っている練習方法をいくつかご紹介します。

1-1) 筋トレ一つ目。ネットフリックス。

ネットフリックスには海外ドラマがたくさんあります。そこで、自分の好きなドラマを選び、言語設定を英語にします(字幕も英語にしてください)。そして、ドラマ中で役者が何か英語をしゃべったら、その字幕を追いかけながら、とにかくそれを真似て英語をしゃべる!

これを1日30分でもやれば、けっこう口と舌の筋肉が鍛えられます。

自分は大体45分番組を見ています。多い日ではこれを1日2本。ここまでやると、電話会議が逆に楽しみになってきます。

1-2) 筋トレ二つ目。キンドル + オーディブル。

二つ目は、キンドル + オーディブル。これ、おすすめです。最近のキンドルって、オーディブルという音声を付けられるんです。そして、オーディブルの進行に合わせながら、キンドルの文字にが順次ハイライトされていくんです。

ですので、どこを読んでいるかが自分の目で追えるのです。すると、発声しやすいです。

この方法はけっこう効果的ですよ。そして、これは海外ドラマではなくキンドルなので、単位時間あたりの英語のインプット量がドラマよりも多いです。とても効率的ですね。

そしてこの方法は文法や単語、語彙力アップにも効果的です。

1-3) 筋トレ三つ目。洋書を読む。声をあげて。

これもけっこう効果的です。特に、wifiにつながらないような環境だと、これが一番おすすめ。一番お安いですし。

しかし、この方法だと、ネイティブイングリッシュスピーカーの発音をインプットできないところが弱点です。

ただし、英語をアウトプットすることに特化すれば、これでも全然問題ないですよ。

ぜひ、ご参考になさってくださいね。

2) アメリカ人との会議をうまく行う秘訣、その2! "準備を行うこと"

ここから先は有料なんです。ごめんなさい。だけど、これをご覧になると、英会話に対する考え方ががらっと変わりますよ。

私が、ニューヨークのFortune500の企業で4年間駐在してきたときに得たノウハウです。きっとご満足いただけることと思います。

それは、

「準備すること」。これは、特に非ネイティブイングリッシュスピーカーにとって重要です。なぜなら、全てが英語で進行する会議において、非ネイティブイングリッシュスピーカーはその会議での思考時間に圧倒的なハンデを追っているからです。

何かコメントや質問が英語でなされたとき、それをとっさに理解して、絶妙なタイミングで英語でレスポンスするのは、非ネイティブイングリッシュスピーカーがネイティブイングリッシュスピーカーと同じレベルにできることは絶対にできません。

どんなに英語の上手な人でも、絶対に、ほんの数秒かもしれませんが、絶対にレスポンスは遅くなります。

そうなんです。どんなに頑張っても、絶対に遅くなるのです。

だからこそ、事前にしっかりと準備をしておくのです。

当日の議題をしっかりと確認し、これまでの仕事の状況を簡潔に話せるようにまとめておきます。できれば、それをしっかりドキュメント化しておきましょう。

当日までには、時間がたくさんあるはずです。少なくとも当日の会議時間以上の時間は与えられているはずです。その時間で、自分の活動状況を事前に翻訳しておきましょう。

そうすることで、このレスポンスの遅れを最小限に抑えることができます。これによって、自分の中で余裕が出てきます。そうすると、議題が逸れていったとしても、自然と自分の言葉でしっかりと英語でコミュニケーションを取ることができます。

そして、この事前準備、これ実は英語のためだけでなく、もっと違った意味でもとっても重要なのです。

それは何か。

3) アメリカと日本の会議に対する考え方の違い

それは、アメリカと日本の会議に対する考え方の違いによるものです。

日本の会議の主目的は「情報共有」にあります。社内の関連者に事前に情報を共有し、「おれはこんなこと聞いてなかったぞ。なぜ事前に言わなかったんだ」というサプライズをなくすために、会議が存在します。これがいわゆる社内調整というものです。

しかし、アメリカでの会議の主目的は「議論そして判断」にあります。会議で議論し、その場で誰かが何かを判断することをメインとしています。そのため、会議においては「議論」に重点が置かれます。

ですので、会議の前に事前に、個人個人が準備できるところはしっかりと個人の作業レベルで準備をしてきます。そして会議で、メンバーと議論です。

そのため、アメリカ人は会議に出る時は、その前にしっかりと個人個人が準備していることが当たり前なのです。

もしこれができていないと、彼らにとっての会議が成立しないため、それは時間の無駄となってしまいます。そのため、各メンバーが事前に準備をしていないと、会議開始後5分ぐらいで、「また来週の同じ時間に議論しましょう」、となってお開きになったりします。

つまり、この会議に対する考え方のギャップを埋めるためにも、アメリカ人と会議を行う際は、しっかりと事前に準備をしておいてください。そうすることが、相手の時間を無駄にしないための最低限のマナー、ということなのです。

4) まとめ

英語を聞いて、単語と文法を学んだら、次は口と舌の筋肉を鍛えてください。そして、アメリカ人との電話会議の前にはしっかりと準備をおこなってください。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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