お前は乳首相撲をしろ!
北朝鮮の朝鮮中央テレビが、国をアピールする新たな歌謡曲として「親しいオボイ」をリリースした。オボイとは、最高指導者を表す言葉のようで、金正恩氏と国民はあくまで親しい関係にあることをアピールしたいようだ。
もはやギャグのようにも映るがやっている本人たちはマジで真剣なので、バカにして笑うことなんてできない。といいつつも途中からどうして堪えられず吹き出してしまう。特に、サビの部分で金正恩氏のカットが乱れ飛ぶところなんて最高だ。ロバート秋山氏がクリエイターズファイルで総書記に扮する画が容易に浮かぶが、なかなか難しいだろうな。
今更僕から言うまでもないが、本当に尊敬されている人は自分からそれをアピールするような動画は作らない。某TikTokerじゃないが、本当に尊敬されていて、金を持っているならばわざわざスニーカーをプレゼントするような動画も作らない。
総書記よ、一本の動画で本当に好感度を上げたいのなら乳首相撲が一番だよ。せっかく良い音楽があるのだから、それをBGMにその辺の農民と本気でぶつかり合えよ。バンジージャンプでもいいし、泥に塗れながら田植え作業もいいだろう。分かりやすく身体を張れる人は強い。中途半端に「今風に」寄せようとするから、今回のような失敗動画が生まれる。
上に立つ人間ほど変なプライドは捨てるべきだ。こだわり、プライド、流儀、それらは時に仕事をする上で美学のように語られるが、部下からすればたまったもんじゃない。いつだって尊敬したくなるのは泥臭い人、驕らない人、変化に柔軟な人だ。そういう意味ではルフィって最高のリーダーだと思う。ルフィは周りからいじられてバカにされることもあるけれど、根っこではみんな彼のことを尊敬している。ONE PIECEの世界でもやはり、プライドの高いワンマン海賊団や組織は潰れている(バロックワークスやオロチ政権など)。
ルフィなら厭うことなく乳首相撲をしてくれる。ゴム人間だから乳首相撲も強いんだろうなあ。