ぼくのふたりのおじいちゃん(今後増える可能性あり)
はい 養老孟司先生と池田清彦先生です。
勝手な話ですが笑
おふたりの書かれる本が本当に好きで。
本に書かれている言葉を、ときにはスマホ片手に「これなんて意味だっっ??汗 ああ、なるほど…」 なんてしながら噛み締めて読んでるんです。
ぼくは小学生のころ、学校から帰ってきたら毎日おばあちゃんと大相撲を観ながら過ごしてたんです。
今はもうほとんど忘れてしまったんですけど、おばあちゃんが作ってくれたお漬け物や、さつまいもの天ぷらをおやつ代わりにしながら、いろんな話をしたんですよ。
おばあちゃんは大正生まれでしたから、戦争の話ももちろんしてくれましたし、おばあちゃんプロレスも好きだったので笑 長州力をリキちゃんて呼びながら、プロレスの話もしましたね。そんな思い出があるんです。
養老孟司先生の代表作といえば「バカの壁」ですが、最初に読んだのは「遺言。」だった気がします。 ごく最近なんです。
ひととおり読んだときに、頭に浮かんだのがおばあちゃんとのひとときでした。
というか、おばあちゃんそのものというか。
話した内容とかじゃないんです。
働き者で少しシャイだったおばあちゃんの、ふだん言葉にしていなかった部分。 生き様のような部分を、養老先生が的確に文章にしてくれてる気がしたんです。
人として大切なことって、こういうことよ。
って。
養老先生の本を読んで、
これ、ばあちゃん言ってた
言ってないけど、言ってたわこれ
はっきりとそう感じたんです。
おばあちゃんは自分の考えとか生き方とか、言葉にしていなかっただけで。
僕には伝わっていたけど、言葉に落とし込めていなかったんです。 それを的確に言葉にしたためてくれたのが養老先生なんです。
それからすぐに、養老先生の虫友達で生物学者の池田清彦先生も大好きになりました。
池田先生は養老先生とはまた全然違った性格といいますか。 社会に対するアプローチが違うんですが、池田先生の本は本当に痛快で、すごく勉強になって。 最高に楽しいんです。
それからというもの、おふたりの著書はもちろん雑誌やラジオやネットで拾った切り抜きのような文、片っ端から読ませていただいています。
そうやっておふたりの言葉を読んでいるとき目に浮かぶ光景は、あの日おばあちゃんとすごしたあの日々なんです。 そのおばあちゃんが座っていたところに、養老先生と池田先生が座っていて。 ぼくに語りかけてくれるんです。
贅沢でしょ。笑
そんな感じなんです。ぼくにとっての養老先生と池田先生は。
ご本人たちは嫌がるかもしれませんが、おふたりとも長生きしてくださいね!
もうおふたりとも、僕にとってはだいじな二人称なんですから。
僕のふたりのおじいちゃんと、リアルおばあちゃんの紹介でした。
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