「あきらめていたことは何ですか?」 2025年、冒険力を問い直す。
2025年は「冒険力を問い直す」年に
2025年は「冒険的世界観」に変わる、大きなOSレベルの変化の年。
これまでは軍事的世界観と言われ、人が目標達成の道具のように扱われる世界観が主流でした。軍事的世界観はもちろん成果を出してきた面もありますが、これからは加速度的に人にフォーカスが当たる時代になってきます。
「冒険の世界」が一気に来る年になります。なります、というのは、そうしますという意志の表れです。
(主催イベント:安斎勇樹さん出版記念イベント「冒険する組織のつくりかた」)
そこで私は2025年のテーマを「冒険力を問い直す」と決めました。
自分にはもっともっと実は忘れていた冒険の力があったのではないか。改めていろんな前提が変わった2025年に、それを問い直すことが必須の毎日になっていくという予感がしています。
去年も人口減少が加速し、年末に様々なサービスが停止するなどの課題が見えてきました。人の数で仕事を回すのではなく、一人ひとりの潜在力をもっと発揮する必要がでてきています。
そして私の一番の願いは、皆さんが生き生きと働いている風景を見ること。人口減少の逆風を追い風にして、それを実現できる年にしたいと考えています。
過去にあきらめたことから見えてきた新しい可能性
「冒険力を問い直す」というテーマの一つのアプローチとして、一つの問いを設定してみました。
「あきらめたことは何ですか?」
あきらめるというのは日常的に起こることです。時間が足りない、状況が許さないなどの理由で、その場でやることを止めてしまったり、技術やスキルを磨くのを中断してしまったり、自分の才能を封印してしまったりすることは少なくありません。
(あきらめるということに一歩踏み込んで考察した音声発信回「諦めたらそこで試合終了なのか?」)
私の場合、1つ目は「本を書くこと」をあきらめていました。
しかし、最近になって前提が大きく変わっていることに気づきました。
紙の出版が主流だった時代から、Kindle出版など電子出版が一般的になり、ほぼ無料で出版できる環境になっています。また、少部数でも専門分野で求められる本を出せる可能性が広がっており、絶版の心配もありません。
少数に専門性がすごく刺さり、アップデートも簡単な時代になっていた! これは私があきらめた原因「そんなに部数出ない」「ずっと過去の文章が残っているのはイヤ」ということを一掃していたのです。
やらない理由は、もはやない?!
3つのあきらめていたことからの冒険
2つ目は「有料コンテンツ」をあきらめていたことです。
2000年代初めのメールマガジンや、18年続けた会員制勉強会など、いくつかの有料コンテンツを終了させてきました。
しかし、最近の有料コンテンツの形態は大きく変化しています。noteのメンバーシップ機能やVoicyのプレミアムリスナーなど、新しい形の有料コンテンツの可能性が見えてきました。
特に、AI時代だからこそ、無料で生成されるコンテンツが爆増するだろうという流れの中、人間が書いた文章や生の声の価値は高まるでしょう。
企業改革の現場で実際に何が行われていたのか、表には出せないような泥臭い試行錯誤や苦労話など、有料コンテンツならではの価値を提供できると考えています。
3つ目は「カウンセラーになること」をあきらめていました。
学生時代、正式なカウンセラー資格取得は断念しましたが、今では経営者へのメンタリングという形で、その夢が形を変えて実現しつつあります。
そしてメンタリングが実は、相手の一番いい笑顔が見れるコンテンツとなりつつあるのです。
2025年からは経営者メンタリングに力を入れ、月2-3回の定額制や単発での相談など、新しいメニューを展開していく予定です。
過去にあきらめたことを見直してみると、どれも前提が大きく変わっており、新たな可能性がどんどん見えてくるのは自分でも驚くばかりでした。すごく可能性を秘めた問いだと我ながら感じています。
皆さんも「あきらめたことは何ですか?」という問いを立ててみませんか?
さあ、2025年、新たな冒険をはじめましょう!
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