世界一周 day253【古代マヤ文明の遺跡 世界遺産チチェン・イッツァへ🇲🇽】~世界一周新婚旅行~
12/16、7:45起床。
今日は世界遺産のチチェン・イツァへ向かいます。
8:20、まずはバスターミナルへ。
バスが乗車可能になるまでホームには出れないのですが、可能になったらお兄さんが声を張って呼び出します。
トゥルム行った時と同じお兄さんだった、すごく良い声。
8:45、時間になったのでバスへ。
チチェン・イッツァまでは、大型バスではなくマルシュタイプの小さいやつ。
さすがはメキシコ最大手のADO、バルカン半島で乗ってたバスよりもいかんせん綺麗で快適です。
ほぼ定刻通りに出発。
ADOのチチェン・イッツァ往復バスは1日1本のみ。だいたい満員になるらしく、自分たちは3日前にオンライン予約しました。チケットは往復1人6500円ほど、高いな。折角満員になるならもっと大型バスにして本数増やせば良いのに〜、とか思いますが大人の事情があるのでしょう。
さてここで世界遺産チチェンイツァの、詳しい解説を挟んでおきましょうか。
世界遺産「チチェン・イッツァ」は、マヤ人によって6世紀-10世紀頃に築かれたマヤ古典期最大の都市遺跡です。
マヤ文明は高度な天文学知識や建築技術を持っていとされており、チチェン・イッツァの象徴でもあるエル・カスティーリョというピラミッドがそれを表しています。高さは24mで各4面には91段の階段+最上部に神殿1基、これが何を表しているかというと91×4 + 1 = 365。そうです、まさに今の現代と変わらない暦でマヤ暦を表してます。
そして春分の日と秋分の日には、太陽と陰の動きによりククルカン(羽を持つ蛇の姿をした農耕の神)が降臨。まあ要するにククルカンという蛇の影が、ピラミッドに浮かび上がってくるということ。逆に夏至の日と冬至の日には、ピラミッドの各2面が綺麗に日陰に日向に分かれるそうです。これだけ聞いても、1000年以上前のマヤ文明の天文学がどれほど凄かったか分かるでしょう。
他にも武力や軍事の重要性を表す戦士の神殿や、マヤの宗教的なゲームが行われた球戯場があります。
さて、バスは3時間ちょい走って到着。
実はカンクンからチチェン・イッツァに向かうと、州が変わるので時差が生まれます。8:45出発で、3時間ちょいバス走って11:00過ぎ到着。
個人で行く手段のほか、カンクンなどからの日帰りツアーも多数。これだけ観光バスが停まってます。
さて、チケットを買っていきましょう。
値段は1人643ペソ(観光税95ペソ+入場料548ペソ)です。しかもそれぞれ別のカウンターで買うという、またおかしいオペレーション。円換算すると1人5000円弱、高いですね。でも結論から先に述べると、トゥルム遺跡よりも遥かに広いし見応えたくさんだ満足でした。トゥルム遺跡、高いしクソすぎる。
因みに荷物検査もあり、ビデオカメラなどの撮影機材は、持ち込み有料らしい。ネットを見ると一眼もダメと書いてましたが、自分たちはカメラを覆うカバーに入れて見せたら特に何もなかったです。
ペットボトルも持ち込み可能。流石に熱中症になる。
チケットを買ったインフォメーションセンター的なところ、たくさん人がいます。チチェン・イッツァがメキシコ内でもどれだけトップクラスの観光地か分かるでしょう。
さて、それでは観光に行きましょう!
入場後、まずはお土産屋さんが沢山を通っていきます。
世界遺産の証、ユネスコマークあった。
そして...
いきなりチチェン・イッツァの大目玉である、エル・カスティーリョが見えてきます!
色々な角度からどうぞ。各側面、91段の階段になっているかな?暇な人は数えてみてほしい。
ククルカン神殿とも呼ばれており、先ほど解説したククルカンもいます。
ただ天気が少々残念ですね。まあ熱帯地域だから、天気予報があまり当てにならないのは仕方ない側面もありますが。
周りにもいろいろな建築物があり、団体観光客もたくさん。お堀みたいなところには、イグアナが顔を覗かせてました。
お次は戦士の神殿と列柱たち。
戦士の神殿は、生贄を神に捧げるなどの儀式が行われていた場所。神殿上部の中央には、チャックモールと呼ばれる人物像がある。
これは台座みたいになっており、生贄になった人の心臓をこの台の上に置いて神に捧げていたそうです。そもそもマヤ文明には生贄文化があり、太陽が周っているのは神様に生贄を捧げているからと信じられていたとか。生贄になった者は天国に行けるそうで、自ら志願して生贄に立候補もしたとか。
天文学知識は凄いのに、現代から考えるとよくわからないですよね。不思議〜。
因みにこのチチェン・イッツァ、インドのタージマハルやペルーのマチュピチュ、ヨルダンのペトラ遺跡などと並ぶ世界新七不思議に選ばれてます。それだけこのチチェン・イッツァは、まだまだ解明されていないことで溢れてる。
列柱の間も、凄く雰囲気があります。戦士のレリーフが彫られているらしい。
このチチェン・イッツァは、大きな都市となっていたみたいでかなり広い。色々な施設があります。
色々みてたら、途中から大スコール。
かなりの豪雨で、服もびちょびちょになりました。みんな、木の下やお土産屋さんのブルーシートの下に大避難。
スコールの割にはかなり降り続いて、20分くらい雨宿りしてたと思う。
ところでいろいろな建築物を見てきましたが、全部こうやって使われていただろうという推測要素がかなり大きいらしいです。それだけまだまだ分からないことだらけだし、全部確証がないんでしょうね〜。
その後は、一気に快晴に!!!
お次はセノーテへ。セノーテとは、スペイン語で泉や地下水といった意味です。
メキシコには多数のセノーテがあり、綺麗なところも多いのでダイビングや泳ぐことも可能ですが、ここは凄く濁ってる。
ただただ汚いというわけではなく、チチェン・イッツァの都市において神聖なセノーテだったそうで、生贄をこのセノーテに投げ入れていたそうです。中々恐ろしいことですが、生贄文化ってそれが名誉ですからね。
さて超良い天気になってきたので、もう一度エル・カスティーリョのピラミッドの方に戻り、写真を撮りました。戦士の神殿も、日が当たって凄く良い感じです。
やっぱり晴れに限る。
その後は、球戯場へ。
ここも立派な宗教儀式が行われていた場所の一つです。しかし球戯場というだけあって、確かにボールを使ったスポーツが行われていました。
両壁には高さ8mの場所に輪っかがあり、そこにボールを通したチームの方が勝利。勝利したチームから1人、生贄に捧げられていたそうです。
他にも、生贄の骸骨を大衆に披露してた台座もある。ゾッとするけど、このガイコツはメキシコ感あるよね。
その後はピラミッドの方に戻る。
豪雨のおかげで、逆さエル・カスティーリョ。
やっぱり晴れに限る!!!
あと面白いなと思ったことを1つ。ピラミッドの前に立って手を叩くと、ピラミッド上部の神殿内の壁に音が反射して返ってきます。
しかもこれが鳥の鳴き声に似ていて、意外と凄い。ガイドツアーとかで来た人は、みんなピラミッドの前でパンパン手を叩いてて面白かったです。
でも、それ以上に思ったより鳥の鳴き声でウケる。
最後にエル・カスティーリョ、綺麗です。
さて、なんだかんだこれで15:00過ぎ。結局3時間以上もしっかり観光して、5000円の元は大いに回収したと思う。大満足です。
バスは16:00ですが、それまで時間があるのでふらふら。お土産屋さんも惹かれるのはないし、レストランや売店も高いので何も買わず。結局、朝パンを食べただけで何も口にしてません。しかもチチェン・イッツァは食べ物持ち込み禁止だから、お菓子等も持っていけない悲劇。
腹減ったー!
16:00、定刻通りバスが来る。
それではカンクンに帰ります。行きもそうでしたが、途中はバリャドリードという街にも停まってました。
3時間ちょいのバス移動 + 時差1時間、20:30前にはカンクンのバスターミナルに帰ってきました。
流石に腹が減ったので、近くのご飯屋さんで飯に。
12時間ぶりのご飯!!
その後はスーパーに寄って、買い物をして帰宅。
安定のメロンパン。閉店前だと、こんなに減るんだね。
21:30、宿に帰還。
シャワーを浴びて、写真の整理して、ゆっくり。
3時間半のバス移動、3時間半の遺跡観光、3時間半のバス移動。ご飯も食べずに全てぶっ続けだったので、流石に疲れましたね。
0:30、就寝。
明日は久しぶりに、時間を気にせず起きるまで寝てようと思います。そして昼間は時間があるので、ショッピングモールまで行こうかと。