日本人が勉強嫌いな理由は?心理学的観点から考えてみた【発展途上国と日本を比較】
勉強が嫌いな日本人
一般的意見として、日本人は勉強嫌いな人が多いと感じる。
note見てる人はそんなこともないのかもしれないしよくわからないけど、多くの人は嫌いだと思ってる(偏見か?)
かく言う自分も勉強なんて大嫌い。正確に言えば勉強のための勉強が嫌いといえばそれに近いのかもしれない。
でも、テレビで見かける発展途上国の子供たちの特集を見ると大抵
「学校に行って勉強がしたい」
と言うことが多い。なぜなのか、、
実際に林修さんは某テレビ番組でこう言っている。
嫌なら辞めなさい。勉強は贅沢なんだから。世界中には勉強したくても家が貧しく、働かなければならない子もたくさんいる。にも関わらず目の前の学生は、両親が面倒を見てくれて、学校に行かせてくれるだけではなく、高い塾の授業料まで払ってくれるという、恵まれた環境にいる。それなのにやる気にならない。自分がいかに恵まれているかも分からない人間が、勉強したって意味ないでしょう。だったらもう辞めなさい。
言いたいことわかるけど、嫌いなんだもん。それが本音。そんなもんだ。
人間とは本来は学習が好きな動物
タイトルを見て、「は?」と思った人もいることでしょう。
でも、一般的にはよく考える動物と言える。学び学習することによって原始時代から火を使えるようになり狩りをするようになり...とだんだん進化してきた。
まぁ基本的には、人間は学ぶことに関しては大好きなんだろう。趣味や好きなことだったら永遠と調べるし覚えるでしょ。
「じゃあなんで勉強嫌いになるの?」 これがこの記事のミソ的な部分。
自己決定理論とアンダーマイニング効果
自分の見解としては、『自己決定理論』というものが深く結びついている。この自己決定理論とは、人間の動機づけ(モチベーション)についての基本理論のことで
私たちのやる気を引き出すいわゆる動機づけは、自分が決めた程度(自己決定)が大きいほど、大きくなるという理論です。自ら考えて決めた自己決定は、内発的な動機づけとも言われが、自律的で、やり抜く意思が強固になります。他方の、動機づけがなかったり、自分ではない外から言われて決めたことは、外発的な動機づけとも言われ、自己決定よりも意思が弱くなります。
というものだ。自分で決めたからやりきるという感覚。その感覚が高ければ高いほど高パフォーマンスを起こさせる的なことだ。
だから、親や先生が良く言う「勉強は?やったの?」「成績をちゃんと取りなさい」とか言うのは、逆効果(言いたくなる気持ちもめっちゃわかるけど)
勉強しようとしていたのにやる気をなくす、まさにあれはこれにあたる。
さらに、アンダーマイニング効果というものによりさらにやる気が失われる。
自らが進んでやりたいと思う、内発的に動機づけられた行動に対して、その行動に金銭を与えるなどの外発的な動機づけを行うと、やる気がなくなってしまいます。このモチベーションが低下する現象をアンダーマイニング効果undermining effect、あるいは、抑制効果といいます。
つまりあれだ、小学生時代の「宿題終わったらゲームしていいよ」のそれだ。その時はゲームのために頑張るけど、それは褒美(ゲーム)のために頑張っているのであって勉強がしたくてしているわけではない。報酬がなくなったらやらなくなるよね。
この環境が、日本人の感覚に「勉強は嫌だ、褒美のために頑張るんだ」という感覚を深く印象付けているんだと思う。
「じゃーどーしたら勉強楽しくなるの?」と考える人もいると思う。
しょーじき知らんし、やりたくないならやらなければいい。高校や大学なんて通わなくても生活できるし、体に不自由するようになったら生活保護だってある。
でも、ちょっとやる気を出したいと思うのであれば、
「自分がやりたいからやってる、親のためとか利益のためじゃない」ということを深く考えることだと、自分は思う。
拙い言葉だけど読んでくれてありがとうございます。ずっと無料のままやっていく予定なので時たま読んでくれたらうれしいです。