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理論を振り回すだけにならないために

本屋さんでたくさんならんでいる、ビジネス書
その隣には、たくさんの学術書
所狭しと並んでいるその本から聞こえる声があります。

そこで今回は、
【理論を振り回すだけなら誰でもできる
~当事者になって1歩踏み出すと分かる悩み~】

「そんなことわかってるよ!」
そう思う気持ちをわかるようになることが大事。

では参りましょう!


■理論を振り回すだけなら誰でもできる

「こうあるべきだ。」
「こうすることで、成功へとつながる。」
「この理論は非常に汎用的で有用である。」

所狭しとならぶ書籍たちからは、そんな声が聞こえてきます。
世の中の真理を突き止めたような書き方がされていることもあります。

それを勉強して「こうあるべきだ!!」と主張して回る。
コンサルタントに対するなんとないイメージってそんな感じ。

あるべき論やなんとか理論を持ち出して、現実をテンプレートに当てはめて説明しようとする。

研究者ならそれでいいかもしれませんが、高いお金を払ってるコンサルタントがそれで終わってしまったら、片手落ちもいいところ。

■当事者になって1歩踏み出すと分かる悩み

この問題、僕がとても気にしているところです。

「あ!この出来事、あの理論で説明できるな!」
そんなシーンは沢山あります。
それは、コンサルタントとしてお客様と会話をしているときが多かったです。

「なにかの理論に当てはめて現実を説明し、問題点をわかりやすくする」
本来のコンサルタントの仕事はココまでなのかもしれません。

でも最近、経営の当事者となることによってやっとわかるようになってきたこと。
それは、
「結局のところどうしたらいいのさ?」という経営者の心の叫び。

どんなにすごい理論を振り回されても、ピクリとも反応しないことがある理由はそういうことなんです。

■「そんなことわかっているよ!」で終わらせないために

「どれだけその現場にあるピースを拾い集めて、考えられるか。」
「どれだけそのピースの1つ1つを理解できるか。」

そうなんです。
理解しなきゃいけないのは「理論」ではなく「その場の実態」です。

もちろん理論の理解もすごく重要ですが、「実態」に対峙してナンボじゃないでしょうか。
ただのあるべき理論コンサルタントで終わらないため。

そのために、自分が投げかける言葉を、まずは自分に投げてみる。
自分自身で、「そんなのわかってるよ!!」って返すような言葉だったら、あまり意味があるものではなさそうですね。

当事者である相手がどう受け取るか。
むやみやたらに理論を振り回すことが仕事ではありません。

大事なピースが何か。
今一度問い直してみてはどうでしょうか。

ではまた!


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