明日があるから No.2392
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「明日があるから、今日は何もしなくても大丈夫」
なんて思えない時代、
大げさではなく一秒先を考えることができなかった時代に生きた私は、
今日を懸命に生きる事がどんなに素晴らしいかも学びました。
治居 冨美(はるい ふみ)
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先の戦争で女性ながら赤紙(召集令状)を受け取り、戦地に赴いた方々がいました。
日本赤十字の看護学校を卒業した看護師の方々です。
そんなお一人の治居さんが書かれた「今日を生きる」(自費出版)からのご紹介です。
平和な今の世にあって、私たちも日々悩むこともあるでしょう。
しかし、そんな悩みを持つことすら出来なかった時代があったことを思えば、
乗り越えられない問題はないように思えます。
他にも当時のことをこんな風に紹介してくださっています。
後にご主人になる方と戦地の病院で出逢った時のことです。
『入院中に、双方とも淡い恋心が芽生えたように思いました。
が、戦争中のことです。お互いに明日の運命すら分からない状況下にいたのです。
今のように自由に恋愛をする事も、「好き」と口に出して言えない時代でした』
そして終戦を迎え、なんとか日本に帰国し、小中高の保健の先生として子供たちに接して
『数年前より比較してあまりにも不平不満をもつ生徒が多くなり、
自己中心の表現が強くなってきたと思われる。
世界に飛躍する望みを持つ大きな心の大人になってほしい。
心身ともに健全に自分以外のものに対して、
いたわりの気持ちを持てるやさしさを保てる人(平和を育てるよう)になってほしい』
ともメッセージを送っています。
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「今日の言葉」
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