【今日の言葉】 暗愁 No.3102
先日、面白い実験がNHKで放送されました。喜びで人間の細胞は活性化するけれど、深く嘆き哀しむことによっても同じ反応が見られたというのです。
悲嘆のどん底にくれながらその哀しみを抱きしめ、哀しみの底に沈むことは、人間の神経組織や細胞を活性化し、自然治癒力を高めるというのです。
それを見て私は、「人は喜ばなければならない、けれど哀しむことも必要。人は明るく生きなければならない、けれど心の中の暗さも見つめ、その暗さに思いを凝らすことも必要なのだ」と感じました。
ふと理由のない憂いに悩まされた時は、その暗愁の思いをしっかりと受け止めましょう。
そして目の前の暗い影を見つめながら、自分の背後にある大きな光を感じつつ、「今日」という時代、「明日」という時代を生きていきたいものです。
五木 寛之
日本講演新聞2023年8月7日からのご紹介です。
悲しみに蓋をせず、向き合うことも大事なのですね。
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