どうする、アキレス腱炎
アキレス腱に痛みがあるという方は多いのではないでしょうか。今回は同部位の痛みで最も多いアキレス腱炎について記事にしました、みなさんの症状に当てはめて考えてみてください。
代表的な症状
アキレス腱炎とは繰り返されるストレスによりアキレス腱に炎症、変性を生じた障害のことを言います。
痛みの部位はアキレス腱のかかとの骨から2〜6㎝の場所に出やすく、足関節を自分の方向に向けたり、つま先立ちをすると痛みが増強します。
活動量によって痛みが変化し、症状が強いと痛みだけではなく腫れることもあります。
痛める人の特徴
ランナーや中年スポーツ愛好会に多いが運動する機会が少ない人も痛めます、年齢は40ー59歳に多いとされています。
扁平足や合わない靴を履いている方にもリスクがあります。
痛みのきっかけ
きっかけや心当たりなく少しずつ痛くなる場合が多いです。スポーツ愛好者では運動量が急激に増えたタイミングで痛くなることがあります。
前兆としては朝にアキレス腱やふくらはぎに硬さや張り感を伴う場合があります。
処置、対応
痛みの程度に合わせて対応を行います。
①安静時も痛い、痛みが強い
痛みが強い場合はアイシングを行います。無理せず痛みの悪化するような動作を避け、できる範囲で活動量を制限しましょう。
②安静時の痛みなし
ふくらはぎのストレッチやふくらはぎの筋力強化を行いましょう。筋力強化は座位でのつま先立ち→立位つま先立ちと段階的に実施しましょう。
医療機関受診
①でも症状が改善しない場合は医療機関を受診しましょう。鎮痛薬の処方や局所への注射などの治療が行われます、それでも改善しない場合は非常に稀ですが手術が行われることもあります。
治癒の予測
どの位重症かにもよりますが、早期発見し対応していれば予後は良好となることが多いです。
一時的に症状が改善しても扁平足や合わない靴を履き続けていると再発するケースが多くあります。
まとめ
アキレス腱のかかとの骨から2〜6㎝の場所に痛みがある方はアキレス腱炎の可能性があります。
早期発見し早めに症状を落ち着かせましょう、スポーツ愛好者はそのあともストレッチや筋力強化を行い、再発予防いましょう。
ご覧いただきありがとうございました。