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足の裏が痛い(足底腱膜炎)

歩行やランニングの際足の裏が痛くなることはありませんか?踵に痛みを伴う疾患として最も多いのが本日紹介する足底腱膜炎です。

足の裏は安静にすることが難しいため症状が長期化することが多いです、少しでも早く治るために自分の症状と比べて正しい対応を心がけましょう。


症状

痛む場所は踵の内側に多く初期症状は動き始めに出ることが多い。例えば朝起きた時に痛かったり歩き出しの数歩がきつく、動作後に再び痛むことが多いです。

医療機関を受診する方は動作時やパフォーマンス時も痛みが出るようになってからのことが多い。

原因

足底腱膜は体重の繰り返される負荷に対して足部アーチを保持するために働いています。特に立位時に踵骨に加わる荷重の2分の1は踵へ伝わります。

原因には直接荷重により痛みが引き起こされるパターンと

歩行やランニングの繰り返しにより常に伸び縮みが繰り返される刺激により微小な組織損傷が生じることがあります。

好発条件

スポーツでは長距離選手や跳躍系種目の選手、サッカー、ラグビーなど硬いスパイクを履く競技に取り組む選手が多いです。その他の要因では長時間立ち仕事の方、肥満体型や加歳に伴い負担がかかりやすくなります。

治療

一般的には炎症が強い時にはアイシングや局所を安静にすることで緩和することが多いです、医療機関ではそれと同時に痛み止めなどの薬物療法が併用されます。炎症が治まれば超音波など物理療法が利用されます。

痛みが続く場合は痛み止めの注射も選択される場合があります。それでも症状が落ち着かない場合は手術をすることがあります。

運動療法

足底腱膜のストレッチ

足底腱膜の伸長ストレスを軽減するために行います
⑴かかとを押さえてから足の指を10秒間反らせる
⑵元に戻す

この動作の繰り返しを15から20回繰り返し、1日2.3セット行います

荷重負荷の減少

足底に適度な緊張をもたせるために行います

グーチョキパー運動
⑴グー
足の指全て曲げてグーの形で20秒キープ
⑵チョキ
足の親指を反らし、その他の指を曲げてチョキの形で20秒キープ
⑶パー
足の指の間を全て広げてパーの形で20秒キープ

まとめ

足裏のかかとの内側付近が痛い、朝や動きだしの際に痛い場合は足底腱膜炎の可能性が高いです。症状が軽いうちに痛みのきっかけとなるような動作を制限しましょう、できなければインソールや靴などで工夫することも必要です。

足底腱膜炎でなくても似た部位の痛みは生じるため、初期のうちに医療機関を受診し、診断してもらい方針を決めることは大切なことです。

ご覧いただきありがとうございます、みなさんの参考になると幸いです。


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