税金の話【#貧乏はお金持ち読書感想文5】(毎日更新98日目)
橘玲さんの「貧乏はお金持ち」、今日は第四章の感想です。
この本のコンセプトは「自由ってすばらしい」、そのことを伝えたいということです。
その自由を手に入れるために著者は一人社長=マイクロ法人を運営することをススメています。
そしてマイクロ法人がどれだけ有効な手段なのかということを、会計、税務、ファイナンスの観点から説明しているといったような内容になっています。
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第四章の概要
税金について解説している章です。
漫画サザエさんの磯野家の家庭をモデルにして、マスオさんが法人を作って業務委託を受ける形でサラリーマンを続けたら税金がどう変わり、家計がどのくらい豊かになって有利になるかということが説明されています。
年収を1000万円と設定してシュミレーションをし、架空のバランスシートで解説。
ほかには税金の仕組み、節税方法や脱税についても触れられており、日本の税制や税務署の実情なども勉強できる内容でした。
感想
税金についての話でした。
バランスシートとか算出方法とかはちんぷんかんぷんでしたが、磯野家の家庭を例にしてあることで難しい話でもある程度の興味をもって読むことができました。
磯野家だけでなく、途中には西原理恵子さんが脱税?して、追徴課税を受けたけど強気に出て1億円が1500万円まで負けてもらって、しかもこのエピソードを漫画にして出版したという話は楽しかった。
こういったエピソードが途中に出てくるので税金というもののイメージがしやすくなったのはありがたいことでした。
みずから自分の税金を申告するという申告納税制度が基本にあるため、正常に徴税することの難しさや税務署の苦労も知ることができました。
現代では徴税することがプライバシーの侵害にあたることもあるという人権保護の観点から、徴税自体が難しい世の中になってきていること、また同じような理由でヨーロッパでは消費税の課税にシフトして徴税しようとしているといったことも勉強になりました。
経済的に自由を目指すのであれば、マイクロ法人を作ることが有効だと述べている本書でありますが、そのときに税金のことを学び合法的に納税額を少なくする努力をすることが非常に重要になってきますね。
というわけで税金のことについて学んだ第四章でした。
経済についてまったくの初心者には読むのに苦労する本書ではありますが、難しい話ばかりでなくところどころ興味をひくようなエピソードを挟んでいるのでなんとか読むことができています。
明日は引き続き本書でファイナンスについて勉強していきたいと思います。
それでは今日はこのへんで
またあした。
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