愛着障害を自覚する人なら主人公の気持ちにうなずきすぎて泣きながら首がもげそうになる映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(安全基地ってこれだ!心友っていいなあ)
20230111
愛着障害って知ってますか?
ぼくなりの言葉で超かんたんに言うと
「小さいころに親から愛されなかったという強烈なさみしさを抱えていて、それが原因で大人になってからも周囲に過剰な愛を期待したり、人を信用できず親密な関係を築くことが困難で人間関係に支障をきたしたり、自己否定感、自己無価値感、劣等感、居場所のなさ、自信がもてないこと、に苦しんでいる人」のこと。
もし心当たりがあるならぜひ見て欲しい映画です。
きっと自分と主人公の姿が重なって見えると思います。
そして主人公の「それでも、それでも」お母さんを求める姿を見て、同じように今まで傷だらけでめちゃくちゃのボロッボロになりながらも必死に生きてきた自分を愛おしく感じるはずです。
さらにそして、
どんなに今までの人生が耐えがたい孤独だったとしても「大丈夫だ」って希望がもてると思います。
この主人公が出会ったように、自分と真剣にまっすぐ向き合ってくれる愛ある人との出会いがあれば、本当に人生は変えられるんだ!って感じさせてくれるからです。
だってこのストーリーはまったくもって完全な実話なんですから。
原作者、歌川たいじさんの人生そのままなのです。
だからこの映画を見て、そんな心友との出会いがきっと自分にも訪れる、
と心から信じてほしいなと思います。
補足するなら
この映画には愛着障害を理解し克服するための学びもたくさんふくまれています。
・愛着の傷が世代間連鎖をしていること
・擬似的な安全基地(おばあちゃん)の大切さ
・心友たちから安全基地としての見本のような関わり方
・たしかな人間関係を築くために必要なハッとさせられるようなセリフの数々
など
主演の太賀さん(現在、仲野太賀さん)、吉田羊さんの演技もとてもすばらしかった。
とくに太賀さん、ハマりすぎててホントにすばらしすぎる。
おばあちゃんとのやりとりなんて絶対泣くって。。。
心友たちも、もう、もう、、サイコーかよ。
こんな心友ほしいわ、こんな心友におれめっちゃなりたいわ。
こんなステキな人におれなる、ぜったい。
レビューがどうだろうと愛着障害に多少なりとも理解がある人ならば、めちゃくちゃ刺さる映画だと太鼓判を押したい、そんな映画でした。
WOWOW契約してる人ならオンデマンドですぐ見れますよーー、ぜひ。