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あるとないの不思議 本来無一物であるならば

【連載】哲学エッセイ『メタフィジカル・ジャーニー』 考えることは、旅をすることに似ている。広くて、深い、形而上の旅へ。

あるものはあるし、ないものはない。当たり前のことですが、それはとても不思議なことです。あるものがないことはなく、ないものがあることはない。どうしてそうなっているのかを解明することは、きっとできないでしょう。あるものはあるし、ないものはない。それがこの世界の真理。でもなぜあるのかがわからない。この存在の謎はとても不思議なものです。

「本来無一物」という言葉があります。簡単に言うと、人は何も持たずに生まれてきて、そして何も持たずにこの世を去っていくという意味です。多くの場合、これは物質的なものに執着するのは良くないという意味で使われます。確かに、人は母親のお腹の中から裸のままで生まれてきます。その時、何も持っていません。この世の中で生きるために必要なものが本当にあるならば、赤ちゃんはそれも一緒に持って生まれてくるのではないでしょうか。逆に言えば、何も持ってこなかったということは、必要なものはすべて既にあるということなのかもしれません。

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TAKU LABO

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「どう生きるのか?」よりも、知りたいのは「生きるとはどういうことか?」だ。 「自分(わたし)らしさ?」よりも、知りたいのは「自分(わたし)…

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