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人材育成における教育の2つの大事な要素

こんにちは!個性型リーダーシップ開発トレーナーの脇坂です。
  今日のテーマは「人材育成における教育の2つの大事な要素」です !

少しでも参考になれば、「好き」をぽちっ!していただくかコメントをよろしくお願いします。今後の参考・励みにさせて頂きます!


1.人材育成における教育の2つの大事な要素


2つの大事な要素とは、
①人間力 ②仕事力
と定義しています。
表現を変えれば、「スキルや技術の教育は大事だが、『仕事の目的』 『何を大切にするか』を明確に教育することが大事」です。

日頃、人材育成や組織開発を進める上で、最新の知識や情報も大事ですが、それを活かす基本的な人間性や人間力を重視することが多いです。

2.鬼に金棒


「鬼に金棒」という言葉がありますよね!
強い鬼が金棒を持てば、「無敵」になるという意味の例えです。

「鬼」とは、人間力(感性・謙虚さ・誠実さ・共感性・明朗・積極性・感謝の心・etc.)
「金棒」とは、仕事力(知識・技術・資格・学歴・ノウハウ・etc.)

でしょうか!人材育成の世界で、約1万2000人以上という人と接してきて経験的に感じるのは、短期勝負であれば「仕事力」に長けた人間が強いかもしれませんが、長期勝負であれば、人間力に長けたものが優勢だと感じています。

理由は、色々とあると思いますが、能力の高い「仕事力」の高い人は、無意識に人を傷つけたり見下したり、雑に扱ったりすることがあります。結果、難がきたときに裏切られたり、足を引っ張られたりすることが、小説や映画などでも見るシーンです。

3.人間力を高める格言・名言


感性論哲学の創始者芳村思風先生のお言葉に「本物の人間になるための3つの問い」というのがあります。
1.不完全性の自覚からにじみでる謙虚さを持っているか?
2.より以上をめざして生きているか?
3.人の役に立つことを喜びとする感性を持っているか?


経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏の名言にも
「物をつくるまえに人をつくる」というのがあります。

「松下電器は何をつくるところかと尋ねられたら、松下電器は人をつくるところです。あわせて電気器具もつくっております。こうお答えしなさい」
 まだ創業間もないころから、事あるごとに従業員にこんな訓示を垂れたという。
 「“事業は人なり”という。人間として成長しない人をもつ事業は成功するものではない。事業にはまず人材の育成が肝要だ」
 松下幸之助は、常々そんなことを考えていた。つまり、資本や技術、設備がいくら充実していても、人材が育っていなければ、事業は成り立つものではないということだ。
  しかし、松下幸之助のいう人材の育成とは、たんに技術力のある社員、営業力のある社員を育成すればよいというものではない。自分が携わっている仕事の意義、社会に貢献するという会社の使命をよく自覚し、自主性と責任感旺盛な人材を育成すること、いわば産業人、社会人としての自覚をもった人間を育てることが、松下幸之助が目指した真の意味での人材育成であった。

松下幸之助.com

4.小説やドラマやあらゆるものから学ぶ

池波正太郎氏の小説「剣客商売」(BSフジ放送)の中でも、「剣術」に長けたものでも人柄の欠けた人が失敗するシーンをみました。
まさに、自分の剣術を世の為人の為に活用することが本質だということを、僕は教えてもらいました。

山崎豊子氏の小説でテレビ化もされている「白い巨塔」でも、医者としての技術は秀逸でも己の「出世欲」「名誉欲」「権力」を第一とする財前五郎と患者さんを第一に考え医学の進歩のために研究熱心な里見脩二の2人の対比は、人間模様の勉強にもなりました。

大学スポーツでも帝京大学ラグビー部の岩出雅之監督の書籍や青山学院大学の駅伝部の原晋監督の書籍からも多くの学びがあります。       (これらの書籍は、セミナー等でもご案内しています)

つまり、スポーツだけが上手くなるのではなく、長い人生は根本的な人間力重視の教育を実践されています。

企業経営も同様だと思います。ご参考になれば幸いです。

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では、また!